【名探偵コナン】ラプソディー4【警察学校組】

体は子供、頭脳は大人…？ ページ9

そこから現場に向かい、野次馬をかき分けて規制線が張られている場所まで近づき、中を覗き込めば見知った人物がチラホラと見えた



コ「あ、Aお姉さんだー！」


萩「Aちゃーん、わざわざすまないねぇ。陣平ちゃんが‘女の子’を泣かすから」


松「はぁ！？俺はガキが危ねー真似してんじゃねぇって大人として叱ったまでだ！！！」


萩「でも、言い方ってものがあるでしょ？もっと優しく言わないと！」


コ「そーだよ。ただでさえ見た目が怖いんだから松田刑事は！」


松「テメェ…クソガキ！」



『…随分仲が良いんですね？』



既に顔見知りなのかコナンが萩原と一緒に松田を白い目で見る姿は傍から見ればこの組み合わせは滑稽に見えてしまう




野次馬の目もあるのでAは規制線を潜り、現場へと足を踏み入れた







『そういえば、女の子を泣かせたというのは？』


萩「あー…犯人たちが所持してた拳銃を小学生の女の子が暴発させちまってよ…

それを聞いた陣平ちゃんがその子に怒鳴っちまって気づいたときには泣いてたってわけ」


萩原は苦笑いをしながらこれまでの経緯を話した


松田のことだから、言葉を選びもせず言ったんだろうとさっきのコナン同様白い目を松田に向ける




？「ボクたち、そばで見てましたけど‘灰原さん’は落ちた拳銃を拾っただけですよ！」


？「それなのにこのサングラスの兄ちゃんが急に怒鳴ってきてよ！」


？「灰原さん大丈夫？」


？「………っヒッ、ク」



犯人たちは連行され、部屋に残っていたのは拉致された青年と彼の弟……そして刑事たちに必死に訴えかけてる少年少女はコナンが(強制的に)加入した‘少年探偵団’なのだろう





コ「トシヤくんのお兄さんは無事で悪い奴らも捕まったことだし、あとはこの刑事さんたちに任せてオレらは帰ろうぜ」


Aお姉さんも来てくれたし、とコナンは松田にわざとにこやかな笑顔を向けて言い放ち、それをよく思わなかった松田は青筋をはち切れんばかりに額に浮かべる


松「あ゛ー！！どっかの探偵ボウズが来なくなったら、今度は小学生のガキかよ！」


ちょこまか現場を動き回りやがって！と自身の頭を乱暴にガシガシと掻きながら悪態をつく松田に萩原はまぁまぁ、と宥めた

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