偶然なのか必然なのか ページ4
阿「ん?たしか‘広田雅美’と言ってたかのぅ」
『(広田教授…?)』
広田雅美と聞いてAは思い当たる人物が一人浮かぶ
その人は大学時代の教授であり男性であるから毛利探偵に依頼した人物とは同姓同名の別人だとわかり切っているが何故だか妙な胸騒ぎと全身の血の気が一気に引いていくのを感じた
阿「Aくん、顔が真っ青じゃ!?」
大丈夫か!?と心配する博士をよそにAは新一が向かった場所を聞き、気がつけば阿笠邸を飛び出していた
Aはすぐさまタクシーを捕まえ新一が向かったであろうホテルに行ってくれ、と運転手に伝えようとするが
『…………っ、港の倉庫までお願いします…!』
本能が‘港の倉庫に行け’と訴えたような気がした
タクシーを降りて途方もなく歩くA
なぜ自分がここに来たのかわからないが
早くしなければという焦りと日が暮れ薄暗くなった周囲の静けさに一層緊迫感が増す
『私はこの世界では‘異質’
公安である‘降谷零’を筆頭に同期たちの命を救った……
黒の組織…………‘宮野明美’……』
Aは今まで自分がしてきた行動を整理するためにポツリポツリと呟く
─────────────「また何か悩みか?」
ふと、前方から声がしてAは今の話を聞かれた?と身体を強ばせながら前を見る
その人物の顔は陰になり見えなかったがコツコツとこちらに歩いてきて、陰が取れてようやく顔が見えた
『赤井、秀一………さん?』
赤「ほぉ、俺の名前を覚えていたか」
腰まで伸びた黒髪にニット帽を被った男
ニューヨークで初めて会った時のインパクトが強すぎて忘れるにも忘れられないのは当たり前のことだ
赤「あの時もそうだが、いつも泣きそうな顔をしているな」
いつもそんな顔なのか?と泣き出しそうなAに反して不敵に笑う
『いつもじゃない………』
私急いでるので、と再び明美を探そうとするAに赤井は「待て」と制する
1094人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サンスー(プロフ) - bloomさん» こんにちは、コメントありがとうございます!こちらこそ呼んでいただいて大変嬉しいです(*^^*) (6月22日 22時) (レス) id: b851a5fde3 (このIDを非表示/違反報告)
bloom(プロフ) - こんにちは。たくさんお話更新嬉しいです。これからどうなるのかとても楽しみにしています。思わず吹き出してしまうような場面があったり、心情があったり、とてもワクワクしながら読ませて頂きました。 (6月22日 15時) (レス) id: 11ae776bcd (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます!更新遅くて本当に申し訳ないです(;_;) (6月20日 19時) (レス) id: b851a5fde3 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (6月6日 22時) (レス) @page41 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - ユナ@前垢消えたさん» コメントありがとうございます!なんと嬉しいお言葉…(T_T)更新遅くて申し訳ないですが頑張ります! (5月20日 10時) (レス) id: b851a5fde3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サンスー | 作成日時:2022年12月4日 19時