病院内ではお静かに ページ3
『(凄い、五体満足で生きてる……)』
ナ「Aちゃん、航を助けてくれてありがとう……」
伊達はAとの約束を守り、ナタリーには両親に会ったあとにAの状態を伝えたらしい
伊達も最初こそ両親に会うのを延期にしようとしたのだが、松田と萩原にAとの約束を守れ、と説得をされて北海道に向かったのだ
伊達たちは無事にお互いの両親への紹介も出来てプロポーズも成功した
Aはその話を聞き内心大喜びで感傷に浸っていると、外からバタバタと複数の足音が響いて、ガラッと勢いよく扉が開く
伊+松「「A!!!」」
萩「Aちゃん!!!」
入ってきたのは伊達、松田、萩原で三人とも息を切らしてじんわりと汗をかいている。
ナ「航たち!ここは病院なんだから静かに!!」
伊「おぉ…スマン」
高「み、皆さん走るの早すぎです……」
その後からヘロヘロになった高木がやってきた
松「A……」
松田はAのベッドに近づき、そしてポスッとAの横にしゃがみ込み自身の身体を折り曲げ顔を埋める
『ま、つだ……さん?』
松「ったく、無茶するなって言っただろうが!!!」
松田は怒りに任せAにぶつける
Aは今回ばかりはごめんなさいと素直に謝った
萩「俺も流石に地獄に落とされた気分だったぜ……」
目を覚ましてくれて良かったと、萩原はAの頭を撫でる
高「三人とも職務もまともに出来ないくらい心ここにあらずだったんですよ。
Aさんが、目を覚ましたと聞いて佐藤さんたちが気を利かせて病院に行ってこいって言ってくれて……」
興奮状態の三人に運転させて事故られても困るから僕が運転手として駆り出されて…と、苦笑いする高木に松田は「あ゛?」と睨んだ
伊「A…すまなかった!」
伊達はAに勢いよく頭を下げた
伊「俺の不注意でAに怪我を負わせちまって……」
『伊達さん…』
ようやく動くようになった手を挙げ、Aは伊達に手招きをし
なんだ?と伊達はAの顔に耳を近づける
『………約束守ってくれて、ありがと』
幸せになってくださいね、とAは伊達の左の薬指に光っているリングをポンポンと叩き笑う
『それに、私は大丈夫だと言ったでしょ?』
伊「……そうだな」
サンキューな、と伊達も笑い目を赤くした
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サンスー(プロフ) - Ray_鈴さん» コメントありがとうございます!長らく更新をせず申し訳ありませんでした(;_;)続きを楽しみにしてくださりありがとうございます!少しずつ更新をしていきますので今後もよろしくお願いします! (2022年12月4日 19時) (レス) id: b851a5fde3 (このIDを非表示/違反報告)
Ray_鈴(プロフ) - 作品すごく面白かったです!終わってしまってるのがすごく残念です…続きが気になるので更新楽しみにしてます!頑張ってください (2022年12月1日 11時) (レス) @page39 id: 23eec1137f (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - bloom111714さん» コメントありがとうございます!お褒めいただき感謝です。作者も実際に刑事として活躍する警察学校組が見たかったなって思います。更新が停滞気味ですが書きたい話がたくさんあるので楽しみにしていただけると嬉しいです!(必死) (2022年7月30日 21時) (レス) id: 858af59c9e (このIDを非表示/違反報告)
bloom111714(プロフ) - 楽しく拝読させて頂きました。こんな風に笑いあって時に言い合っている姿を思うとこういう風景が見たかったなと思います。何度読み返しても楽しめています!素敵なお話をありがとうございます。 (2022年7月29日 10時) (レス) @page34 id: 11ae776bcd (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - 幸恵さん» ここまで作品を読んでいただきありがとうございます!指摘ありがとうございます!!修正しましたので今後もよろしくお願いします。 (2022年6月2日 20時) (レス) id: 858af59c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サンスー | 作成日時:2022年5月22日 0時