【名探偵コナン】ラプソディー3【警察学校組】

雨とFBI ページ15

Aは自分の無力感にただ打ちひがれていた




自信があったわけではないが明美が組織に消されるのを限りなく低くしたいと考える




――――――――シャ「神様なんてこの世にいるのかしら？」



シャロンが言っていた言葉が頭の中で木霊した




『(………あれは？)』



Aは雨足が強まる外を眺めていたとき、道路を挟んだ向こうの小道に以前見知った人物を見つけ、気がついたら傘も差さず車から飛び出してその人物を追いかけた




『あれ……？』



Aは大通りの路地を入ったところでその人物を見失ってしまう


少し息の上がった身体を落ち着かせようと上を見たら横から声をかけられた






赤「Looking for me?(探しているのは俺か?)」


『！！！！』


声のする方を見ればFBIの赤井秀一が立っていた



赤「……？

お前は確か………」



以前に日本で会ったことあるな？と赤井はAに問いかけるもAは突然のことで上手く息継ぎができずにいた





赤「それに、アイツの友達だったな」




友達………？




………明美のこと？



明美はどこに？





そう聞きたくても足が竦んで声が出せない



赤「君はここにいるべき人間ではない。

早くここから立ち去れ」




それとも奴らの仲間なのか？と赤井の目の色が変わりAは蛇に睨まれた蛙のように声も出せず固まってしまう






？「Shû!! What the hell are you doing!?(シュウ!何やってるの!?)」


赤「Jodie,calm down(落ち着けジョディ)」






背後からメガネを掛け‘ジョディ’と呼ばれた女性が赤井に話しかける



ジョ「Is she their companion!?(彼女は奴らの仲間!?)」


赤「No…she just got lost(いや、迷い込んだだけみたいだ)」





ジョディはAを見るなり彼ら…即ち黒の組織の仲間なのかと疑ったが赤井は否定をした

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