ほのぼの日常今丈つぅ (ページ5)

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丈side

こんなグズグズして、かっこ悪いのも分かっとる。

恥ずかしい、とか俺らしくない、とか色々言い訳して言わんかったのは俺なんに。

それなのに嫉妬して気持ちをどこに伝えたらいいか分からんくなって逃げ出すとか…

「かっこ悪いわぁ………」

深いため息と共にでた後悔の言葉。

？「俺は、丈かっこいいと思うけどなぁ」

暗い部屋の隅に座ってぐるぐる考え込んでいたら、突然声がした。

顔を上げると、大好きな、安心する人がいた。

「今江、なんでここに…？」

今「探した！ら、ここのドア開いてた！」

「…俺ダッサ。」

今「あんなぁ、俺、丈の気持ちわかってるし、無理せんでもいいんよ？」

ほんっとこいつは優しい。優しすぎる。

こいつの優しさに甘えそうになる。

でも、甘えてばっかじゃ言いたいことが何も伝えられない。

後悔するだけになってまう。

だから、勇気をだして伝えるんや。

…本来は、伝えることに勇気なんていらんのやけど。

「今江？あんな、俺、嫉妬しててん。めんどくさいと思うよな…。でも、今江のことが…好き、やから…。その…」

ああああああ。

グダグダ言ってたら本当に言いたいことわかんなくなってもうた…！！

今「ふふっ…w」

「何で笑うん！？やっぱカッコ悪かったんか…？」

今「こんなことで嫌いになったりせぇひんわ！！本当のこと言ってくれてありがとうな。すごい嬉しい！」

「今江…。こっちこそありがとう… いつもごめんな。これからも、よろしく…な。」

素直になるって、俺にはまだ恥ずかしいけど、でも、今江が嬉しいって言うなら、俺はこの気持ちをこれからもしっかり伝えたるからな。