笑いの神様の娘8

マネキン少女/第2話 ページ41

｢どうして、あなたはま、マネキンって言うあだ名なんですか｣




今日も私は檻の中から名前も知らない彼に質問をする。




好きな食べ物は何ですか、とか嫌いなスポーツは？とか...




有岡『んー。だって君もマネキンってあだ名でしょ？』




｢...！！！！｣









高木『栗山、』




「‼せ、せんせいっ」




高木『栗山ってさぁ...』




「は、はいっ...」




高木『感情がないマネキンみたいだよね、笑』









「...好きだった先生に、マネキンって言われた」




有岡『...まぁ仕方ないよね。』




「...な、なんで私を誘拐したんですか？身代金？」




有岡『栗山芽亜里。あの栗山富一元首相の孫。母親からの異常な愛情を注がれ、高校では理科の先生の大友義昭を好きになる。が、マネキンと言われ見事撃沈』




「...。」




有岡『少なくとも、君が檻の中にいるのは君の知り合いからの頼み事だよ。』

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