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「...何処が好きなのか言ってくれませんでしたね」
佐倉『言えるか』
「じゃあ今言ってください!!...すいません調子に乗りました」
「はぁ...夜はまだまだ冷えますね!え」
佐藤『...』
「ふふふっ」
『東京に帰るぞ』
「でも、日浦総合病院はもう辞めたので」
佐藤『小石川先生が院長に掛け合ってくれている...人手不足だからいないよりマシだ』
「ん...あれ院長まだ居るのかな?」
「失礼します院長...院長!!」
モロ『うう、』
「院長」
佐藤『どうされましたか?』
モロ『そ、そこに薬がっ』
モロ『もう大丈夫じゃ』
佐藤『モルヒネですか?』
モロ『多発性骨肉腫...末期の』
「そんな、」
モロ『良かとよ、もう妻はおらんし子供たちは自立した』
「でも諦めずに何か」
モロ『諦めたわけやない。受け入れたんだ』
石野『さぁさぁどうぞ』
「うん?何?」
石野『んだも恋人同士やがね!!』
「お母さん、」
「すいません何だか張り切っちゃってて」
『いいご家族だ、会えてよかった』
「ありがとうございます、」
佐藤『ん、』
「...会えない間本当のこと言うとすっごく寂しかったです」
「昔この家にいた時に一目先生に会いたい、気持ちだけでも伝えたいって思ってて」
「...隣にいられないと寂しいです」
パタンっ
「キス待ち顔」
佐藤『...ちょっと待てさっきから気配が』
「わ!!ちょっと!!何処からいたの!?」
おかやま『いいご家族だ、会えてよかったから』
「最初からじゃん」
「本当に本当にごめんなさい!」
佐藤『...布団はお前が使え。俺はこっちで寝る』
「だ、駄目ですよそんなの!」
佐藤『じゃあ...一緒に寝る?』
「え」
佐藤『冗談だバーカさっさと布団に潜れ』
「戻りません、ここがいいです」
佐藤『バカ』
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美紀 - 移行おめでとです最高ですこの小説がログインユーザ限定になる前から見てます最高です (2020年5月27日 11時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴょん x他1人 | 作成日時:2020年4月26日 0時