翔くんの妹3 (ページ37)

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◎幸せに終わらない、冬ページ37

紅白が終わり、私が一般人となるまで後4時間。私が自販機で休憩をしているとあの子がやってきた。

『あんたさー、みんなから優しい目で見られて調子乗ってる？』

｢...乗ってないよ？｣

『んまぁ、これ聞きなよ？笑』

そういって彼女は私にボイスレコーダーを差し出した。

(てか、生駒ちゃんって正直櫻井のことどう思ってんの～？)

生駒(正直、あの子がいなかったら私がセンターだったんだなって。正直、ムカつくかな。)

このボイスレコーダーに私は衝撃を受けた。

『あんたが好かれる日なんか一生来ないから！笑未央奈も真夏もあんたのこと嫌いだよ～!!笑笑』

涙に溺れた、私の芸能人生最後の涙だった。