秘密を着飾って美しくなる

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「お兄ちゃん、今日私出かけてくるから。研二くんたちとどっか行ってきたら？」



陣平『お前に言われなくても、今日は久しぶりに全員揃う日だぜ』


「ふーん？嬉しそうだね？♡」


陣平『別に嬉しくなんかねぇし...』




照れ屋さんだなあ...


私は今からちょっと大人の場所に行きます。
なんでかって？？




ママが悪いんだから！！！！！







.







.








.




「わーん！！！！なんで私は20年も待ったのに他の子はすぐに会えちゃうのよーっ！！！泣」


『お、お客さん？そろそろ飲みすぎでは？』


「ばかばかばかぁっ！！！マティーニくださいっ！！！」


『...なんで泣いてる』


「ふぇ？誰ですか？」


ジン『...ジン』


「はーん、ジンさんですかぁ。ちょっと聞いてくらさいよ！！
私、ママに会うために20年も頑張ったのにぃ、他の人には会っててしかもその子たちのこと可愛い名前で呼んでるんすよ！！」


ジン『お前、名前はなんだ？』


「名前？？うふふ、松田A、20歳ですっ！！」


ジン『そんなに酔ってたら男に狙われるぞ』


「えー？大丈夫れすよ！！...好きな人には振り向いて貰えないだろうし！！！もう一杯！！ジン！！くれ！！」


ジン『おい、行くぞ』


「どこにー？？？」


ジン『...』







お酒ってほんとに怖い。
だってよったら全然記憶なくなっちゃうし、知らない人にはついて行っちゃうんだから...

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