FILE.283 業火の向日葵 ページ8
モニターを見ていると肩をつつかれた。視線だけ向けると、松田は「さっきのって・・・・キッドだよな」と私だけが聞こえる声量で言った。
「アイツ一番初めに入場してたし」
『・・・・・アイツって誰よ』
「江戸川コナンだよ。工藤新一がこの世に二人もいるワケねーだろ」
・・・・ん？聞き間違いかな？
確かにコナンくんの正体は工藤くんだけど・・・・・・
でも松田は知らないはずだよね。うん、気のせい気のせい・・・・
でも・・・・
『ゴメン。もう一回詳しく言ってくれない？』
「だからァ、江戸川コナンの正体は工藤新一だろーが。なのに工藤新一が入場しているってことは、あの工藤新一はキッドってこと―――――――――あ、やべっ」
「やべっ」てもうそれはアウトだよ。と思うのも束の間、私は警備室に響き渡るくらいに『えええええっ！？』と大声を上げる。
「どうした！？」
『あ、いや・・・何でもないです。気にしないでください・・・・・』
「ったく、どいつもこいつも・・・・」
慌てて誤魔化すと、中森警部に冷ややか目で見られた。視線をモニターに戻すのを見て一息をつくと、松田を部屋の隅に連れて行く。
『何で松田がそんなこと知ってんのよ！？』
「いや〜・・・Aがアイツと話してるのを聞いちまってな・・・つい、口が滑っちまってよォ・・・・・」
やっぱりあの時聞いてたんかい！！そうかもとは思ってたけど！
中森警部やスペシャリスト達をこっそり見ると、どうやらキッドの存在もわたし達の会話も聞こえてないらしい。
『ま・・・・いいや。でも、次は滑らせないようにしてよね。わたし達が漏らしたってなったら、ぜーったい面倒くさくなるんだから』
「・・・・ヘーイ」
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セカイ(プロフ) - ちゃごいずごっどさん» コメントありがとうございます！更新がんばります！ (2月7日 21時) (
レス) @page46 id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃごいずごっど - 本当にとても素敵な作品でどんどん読み進めてました😭😭終始幸せな気持ちでいられます、、！！これからも無理のない範囲で更新頑張って下さい！！応援しています✨✨ (2月4日 20時) (レス) id: 9d6e955330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セカイ | 作成日時：2024年1月17日 0時
