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嫉妬深くて独占欲があるから、そんなの簡単に予想がついた。
『大丈夫だよ。不安にならなくても』
「・・・・別に不安に何かなってねーよ」
そういう風にすぐ隠そうとするところも。全部知ってる。
『安心していいよ？私は向日葵と同じだから』
「向日葵？」
『知らない？向日葵の花言葉。
”私はあなただけを見つめる”』
「なッ・・・・・」
あの日、おばあさんから聞いた向日葵の花言葉を、耳元で口にした。
でも、見つめてるだけじゃダメ。
あのおばあさんも言ってた。”見つめているだけではいつかきっと後悔する”って。
だから・・・・・
『行こ！イルミネーションの点灯も、もうすぐ終わるみたいだしさ』
顔を離して、歩いてきた方向を見ると、次々と消え始めていっている。
『ね？
”陣平”？』
「・・・・・・・・え、今」
『ん？何？』
「な、何でもねー・・・・」
『何でもなくないでしょ？自分から話し始めたんだからね、名前呼びの話。なのに、いざ言われると・・・・・・・何でそんな顔するのさ』
松田は顔を紅潮させて、繋いでる手とは反対の手で、口元を隠しながら視線を逸らす。
『照れてるでしょ』
「て・・・照れてねーよ！！」
『説得力ありませーん。そんな顔して―――――』
突然口を塞がれたかと思いきや、目の前に顔があった。そして顔が離れると松田はニヤリと笑う。瞬時に状況を把握してしまい、途端に顔が熱くなる。
「Aだって、顔真っ赤っかじゃねェか」
『そ、そんなこと・・・・ない！！』
「そうかァ？説得力ねーけどなァ？」
『こんのォ・・・・・』
「俺をからかうのは100年早いぜ？」とニヤニヤしながら見てくる。
寒い外なのにもかかわらず、身体は暖かいというより熱いような気がした。
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セカイ(プロフ) - ちゃごいずごっどさん» コメントありがとうございます！更新がんばります！ (2月7日 21時) (
レス) @page46 id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃごいずごっど - 本当にとても素敵な作品でどんどん読み進めてました😭😭終始幸せな気持ちでいられます、、！！これからも無理のない範囲で更新頑張って下さい！！応援しています✨✨ (2月4日 20時) (レス) id: 9d6e955330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セカイ | 作成日時：2024年1月17日 0時
