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松田side
「どうしてお前らは、いつも図ったのかのように来るんだ?」
「んなの知るか」
「偶然だろ?」
捜査をしにポアロの付近にやって来た。捜査が終わり、ついでに寄ってくかとということになり班長と立ち寄ると、降谷は入ってきた俺達を見るなりゲッと顔を歪めた。
「ホントいつも梓さんが出掛けてる時に来るよな・・・・」
「それに他のお客さんもいないっていうすごいタイミングだよね」
と言いながらも、一応接客をする2人にカウンターに案内されたのと同時にドアが開いた。
「アレ?じんぺーちゃんに班長じゃん」
「よォ、萩原」
入ってきたのは萩だった。萩を見て降谷はクソでかため息をついた。
「何でため息つかれてんの俺?」
「さァな」
萩もカウンターに座ると、「アレ?Aちゃんは?」と聞いてきた。
「今日休み」
「だから班長と一緒なんだね」
「珍しい組み合わせだろ?」
出されたコーヒーを飲んでいると、「Aちゃんといえばさぁ」と諸伏が口を開いた。
「松田、あの後進展あったの?」
「ブッ!」
「うわっ!じんぺーちゃん、汚い!」
「悪かったな!」
コーヒーが口から出てカウンターに飛び散る。紙ナプキンで拭いていると、「あると思うかァ?」と班長が答えた。
「その様子じゃないだろうな」
「正解」
「あのなァ・・・・」
好き勝手言いやがって・・・・
「まあ、事件事件で忙しいんでしょ?最近は落ち着いてるようだけど、夏なんて特にひどかったらしいんじゃん」
「・・・・・まァな」
萩が言っていることは一理あるけど・・・・・
「でも、それでいいの?そのままだとそのうち愛想つかされて、他の男の所に行っちゃうんじゃない?」
「諸伏の言う通りかもな」
「あ”?」
「何だ、知らねーのか?Aを狙ってるヤツ結構いるぜ?あのむさ苦しいところにいるし、佐藤と並ぶマドンナ的存在だからな。A派、佐藤派ってあるみてーだぞ」
「んな話聞いたことねーよ」
「ま、そうだろーな。いつも松田が隣にいるから、狙ってるヤツらは近付けねェんだよ」
「じんぺーちゃん、番犬じゃん!」
「何か言ったか?」
「いや、何も・・・・・」
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セカイ(プロフ) - ちゃごいずごっどさん» コメントありがとうございます!更新がんばります! (2月7日 21時) (レス) @page46 id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃごいずごっど - 本当にとても素敵な作品でどんどん読み進めてました😭😭終始幸せな気持ちでいられます、、!!これからも無理のない範囲で更新頑張って下さい!!応援しています✨✨ (2月4日 20時) (レス) id: 9d6e955330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セカイ | 作成日時:2024年1月17日 0時