FILE.293 業火の向日葵 ページ18
チューブ通路の水も徐々に引き始めた。水位が膝くらいの高さまで減ってきて、向日葵が植えられていた台に登る。
「で？オメェは犯人の計画を知ってたのか？」
「ああ。通路の向日葵が導火線になるなら、チューブ通路は導水路になるはずだってな」
『ってことは、犯人はチューブ通路に向日葵を植えようと言い出した人物・・・・』
「となると犯人はアイツか・・・・・というか、ずっと気になってたんだけどよォ、オメェいつもと口調違くねーか？」
松田に指摘されたキッドは「・・・・・あ」と漏らした。
言わてみればキッド口調ではなかったかも。
「ま、今からあのキザな口調に変えると、かえって気持ち悪りィから今のままでいいぜ。どーせ、そっちが素に近けェんだろ？」
「・・・・それは想像に任せるが、アンタがそれを望むのであれば、このままでいかせてもらうぜ」
「そーかよ」
前にあんなことがあったから、ヒヤヒヤしながら2人のやり取りを見る。
「それにボウズに対してもああいう口調だし・・・・オメェらライバルのくせに仲いいよな」
「「そうか？/そう？」」
「じゃねーとお互い砕けた口調で話さねーだろ」
まぁ・・・・確かに・・・・・
「ライバルのくせに、協力する時はするんだなって思ってよ」
「それはいつもの手口じゃなかったから、犯人は別にいると思ったからだよ。それに捕まえるのは、いつだって出来る」
「へー・・・じゃあ今回は見逃してもらっていいか？」
「さァ・・・それはどうだろうな」
「ホント仲いいな、オメェら」
『あのさ・・・・盛り上がってるところ悪いけど、脱出は？』
話に釘を刺すようだけど、わたし達窮地に立たされているんだよ？安全な場所ではないことわかってるのかな。
「そうだったな。んじゃ、話の続きはここから脱出してからな」
『まだ話すつもりなワケ？』
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セカイ(プロフ) - ちゃごいずごっどさん» コメントありがとうございます！更新がんばります！ (2月7日 21時) (
レス) @page46 id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃごいずごっど - 本当にとても素敵な作品でどんどん読み進めてました😭😭終始幸せな気持ちでいられます、、！！これからも無理のない範囲で更新頑張って下さい！！応援しています✨✨ (2月4日 20時) (レス) id: 9d6e955330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セカイ | 作成日時：2024年1月17日 0時
