FILE.89 ハロウィンの花嫁 ページ8
しばらく待っているとエレベーターが到着した。降りて来たのは・・・・・・・コナンくんだった。2人がどういう関係なのかはわからないが、何か繋がりがあるのだろう。
「3人も連れて来られたんだね。安室さんに」
『そう。でも、まさかコナンくんも来るとは思わなかったけど』
再び電話が鳴ると全員が聞けるよう受話器用スピーカーを渡され、早速取り付ける。
『じゃあ、早速話してもらおうか。まず、警視庁前で起きた焼死事件の捜査にストップがかかった』
「これは風見っていうヤツから聞いたから、間違いなく公安の指示だ。そしてこの事件のカギとなるのが・・・・」
「俺だ。証拠品となった名刺が物語っているからな。そして俺達は警察学校時代の同期」
「更にその件で佐藤刑事や高木刑事達が動き始めている。その状況を考えたら答えはすぐ出るよ」
<流石、現役の刑事だな。そして君もこのことを読み切った上で、わざと一人になり我々に拘束される機会を作った・・・・・・・・君は一体何者なんだい?>
「それは俺も聞きてェな。あと、何で今回の事件の概要知ってるんだよ」
「佐藤刑事にこっそり・・・・」
「あんにゃろ・・・・」
「そんなことよりここは何の施設なの?」
降谷からの問いを無視してコナンくんは事を進める。
<公安が所有する地下シェルターさ。僕ときみ達を隔てているガラスは特殊強化ガラス。電波も遮断する。ここでもし大爆発が起きたとしてもきみ達は無傷だし、地上の誰もそのことに気付きはしない>
「んで、その首輪みてェなもんは・・・爆弾じゃねーだろうな」
降谷の首には不自然なほど大きな銀の首輪が巻かれている。
<ああ、爆弾だ。時限式なのか無線式なのかも不明。解体方法もわからない。悔しいけどお手上げなんだ>
「そういや、捜一のヤツらが降谷に会いたがっていたぜ。オメェらがいない間にこっちでも松田が配属されてからのこととか担当した事件とか調べていてな。そうしたら同期の話になったんだ。俺達と萩原を除いた残り2人は誰なんだってな。名前までは聞き込みでわかったんだが、いくら警察学校卒業者名簿をみても出てこないって。まぁ、何とか話を逸らしてその場はやり遂げたがな」
<そうか・・・・・でもこれじゃあ会うワケにはいかないだろう。それに―――――>
「彼らに面が割れると、潜入捜査もご破算だしね」
<ポアロのアルバイトも辞めなくちゃならなくなる>
『それでわたし達を呼んだんだ』
FILE.90 ハロウィンの花嫁→←FILE.88 ハロウィンの花嫁
1299人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
セカイ(プロフ) - Saku*noさん» コメントありがとうございます!引き続き頑張ります! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - まみこさん» コメントありがとうございます!現在5を更新中です。よかったらご覧ください! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
Saku*no(プロフ) - 一番楽しみにしてた「捜査一課の黒羽さん 3【名探偵コナン】」おめでとうございます!!これから作品頑張ってください (2022年10月30日 10時) (レス) id: 39a66916ed (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 三期おめでとうございます! (2022年10月30日 0時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セカイ | 作成日時:2022年10月29日 23時