FILE.130 ハロウィンの花嫁 ページ49
私と降谷は墜落した瞬間に機体の外に放り出され、爆発には巻き込まれなかったが、頭から血を流しボロボロの状態になってしまった。
激しい炎と黒煙を噴き上げるヘリコプターの残骸のそばで、地面に転がった割れたプラーミャの携帯を見た。
『これで爆発は防げるかな・・・・・？』
「だといいが・・・・」
その時、背後で人の気配がした。振り向くと、血だらけになったプラーミャが鋭く尖ったヘリコプターの破片を握り締めながら立っていた。
「貴様らのせいで・・・・・貴様らごときのせいで、私の計画が台無しだ！！！」
早く動かなきゃと思うのだが、怪我を負ったせいで素早く動くことが出来ない。
「死ねえええぇぇぇぇ！！！！」
叫びながら突進してきて、咄嗟に頭を庇うように腕を上げた。
だが、プラーミャはわたし達の前で膝をつくとそのまま前に倒れた。見上げるとそこには――――
『ま、松田・・・・・』
「ったく、こんなボロボロになるまで無茶なんかしやがって・・・」
胸の前で手刀を立てた松田が立っていた。
「Aだけじゃねェ。降谷、お前も大概だぞ」
「松田・・・・・」
「とにかく早くここから離れようぜ。特に降谷はな」
松田が横を向きながらそう言った。視線を横に移すと、こっちに村中さんが走ってきているのが見えた。
「・・・・みたいだな」
降谷はよろよろと立ち上がり、足を引きずりながら歩き出した。
「おーい、大丈夫か！」
村中さんが息を切らしながらこちらへやって来た。
『まぁ、なんとか・・・・』
村中さんは、ホッとした顔で私を見ると、横たわっているプラーミャに目をやった。そして、手首をロープで縛ると複雑な表情でプラーミャというより、クリスティーヌを見つめた。
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セカイ(プロフ) - Saku*noさん» コメントありがとうございます！引き続き頑張ります！ (2023年5月1日 23時) (
レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - まみこさん» コメントありがとうございます！現在5を更新中です。よかったらご覧ください！ (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
Saku*no(プロフ) - 一番楽しみにしてた「捜査一課の黒羽さん 3【名探偵コナン】」おめでとうございます！！これから作品頑張ってください (2022年10月30日 10時) (レス) id: 39a66916ed (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 三期おめでとうございます！ (2022年10月30日 0時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セカイ | 作成日時：2022年10月29日 23時
