検索窓
今日:865 hit、昨日:1,499 hit、合計:297,072 hit

FILE.128 ハロウィンの花嫁 ページ47

ビルの向こうへ突き進んだサッカーボールは、手榴弾をかすった。弾かれた手榴弾が回転しながら上昇していく。


「ああっ!外れた!」

「まだだ!」



サッカーボールはそのまま一直線に飛んで、向かいに立つビルの窓ガラスに直撃し、勢いよく跳ねて上方へ飛ぶ。


「当たれぇ―――!花火ボール!!」


ビルの屋上よりも高く跳んだ手榴弾にサッカーボールが当たった瞬間、上空で手榴弾が爆発したのと同時に花火が咲いた。





危なかった・・・・と思っているのも束の間、ヘリコプターのローターの回転音が大きくなった。振り返ると、プラーミャがいつの間にかヘリコプターに乗り込んでいた。

わたし達の前で、ヘリコプターは上昇していく。




降谷がプラーミャに向かって銃を放つも、防弾仕様になっているフロントガラスに跳ね返される。



このままだと逃げられる・・・・・・!




次の瞬間、ヘリコプターの後方が爆発した。ドアが吹き飛び、煙と炎を取り巻きながら飛んでいるヘリコプターを見上げる。


「こんなこともあろうかと、君からの贈り物は返しておいたよ」


降谷は首輪爆弾をむしり取り、夜空に向かって放り投げた。



「爆弾の液体は完全に分析して中和剤を作り、回避させてもらったよ。僕の優秀な部下によってね」

ヒロが言ってたとある方法は、恐らくこのことだろう。松田とコナンくんが回収した液体が役に立ったのか、松田を見るとフッと笑っていた。



「液体はこちらで作ったもの。気に入っていただけたかな?」

バランスを崩したヘリコプターの中ではプラーミャが鬼の形相でこちらを睨みつけていた。



しかし、機体を制御が出来なくなったのか、ヘリコプターは回転しながら高度を下げて飛んでいく。私と降谷は拳銃を懐にしまいながら、ヘリコプターを追って走り出した。




「「A!降谷!」」

『下で待ってて!それと、2人に作戦実行をしとくよう伝えておいて!』

FILE.129 ハロウィンの花嫁→←FILE.127 ハロウィンの花嫁



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (178 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1299人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

セカイ(プロフ) - Saku*noさん» コメントありがとうございます!引き続き頑張ります! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - まみこさん» コメントありがとうございます!現在5を更新中です。よかったらご覧ください! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
Saku*no(プロフ) - 一番楽しみにしてた「捜査一課の黒羽さん 3【名探偵コナン】」おめでとうございます!!これから作品頑張ってください (2022年10月30日 10時) (レス) id: 39a66916ed (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 三期おめでとうございます! (2022年10月30日 0時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セカイ | 作成日時:2022年10月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。