FILE.123 ハロウィンの花嫁 ページ42
その時、クククク・・・・とどこからか低い笑い声がしたて、皆は唖然とした顔で辺りを見渡す。
その中で唯一俯きながら笑っている人がいた。ヴェールから透けて見える口元が笑っている。
「・・・・私としたことが、最後にやってしまったな」
「クリスティーヌ?何を言って・・・・」
村中さんが指輪を持った手で触れようとすると、バシッと払いのけた。指輪が吹っ飛び、床に転がる。
「ああ、うるさい!うるさい!!全くハエのようなヤツらだな、お前らは!!」
すぐさま手錠を取り出し、捕まえようとするがひらりとかわされる。
すると、ワイヤー銃を天井に向けて撃った。白鳥くんが飛びかかったがワイヤーが巻き取る方が早く、ウェディングドレスを脱いだプラーミャの身体が上昇し、天井近くにある通路に入ってしまった。
『皆早く隠れて!攻撃がくるわよ!!』
「黒羽さん!?」
「いいから早く柱に身を隠せ!!」
事態を把握できない高木くん達に指示をしていると、上から「私の正体を知る者は、誰一人生かすことはできない!」とプラーミャが叫び、マシンガンを連射してきた。
銃を拾って祭壇に隠れようと走る足元の床が弾け、飛び込んだ祭壇にも銃弾が突き刺さる。
そんな中、村中さんは祭壇の前で呆然と立っていた。
「・・・・止めてくれ、クリスティーヌ」
プラーミャはマシンガンを撃つのを一瞬止めたが、銃口を村中さんに向けた。
その時、目暮警部が「村中ーーー!!」と叫びながら柱から飛び出し、村中さんに飛びついた。2人は倒れこみ、足元を銃弾が弾ける。私はプラーミャに向かって発砲し、佐藤さんがその間に2人を柱に隠した。
銃弾がなくなったのか、プラーミャは通路に引っ込んだ。
『2人とも行こう』
「「ああ」」
気付かれないよう扉に向かって走り出す。
そして、コナンくんと合流し扉を開けた。
「花嫁が犯人だよ!2階の通路に―――――」
コナンくんが扉の外にいた刑事達に伝えようとした途端、扉の隙間から銃弾が降り注いだ。急いで扉を閉めると、刑事達とは別方向に走り出した。
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セカイ(プロフ) - Saku*noさん» コメントありがとうございます!引き続き頑張ります! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - まみこさん» コメントありがとうございます!現在5を更新中です。よかったらご覧ください! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
Saku*no(プロフ) - 一番楽しみにしてた「捜査一課の黒羽さん 3【名探偵コナン】」おめでとうございます!!これから作品頑張ってください (2022年10月30日 10時) (レス) id: 39a66916ed (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 三期おめでとうございます! (2022年10月30日 0時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セカイ | 作成日時:2022年10月29日 23時