FILE.116 ハロウィンの花嫁 ページ35
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ついにこの日がやって来た。
結婚式が行われるヒカリエの周囲は、大勢の警官が配備され、あらゆる場所で爆発物の捜索が行っていた。ヒカリエの正面入り口には、金属探知機ゲートが設置され全ての客を通らせる。
「まさかこんな形で結婚式をやるとはな」
『しょうがないよ。脅迫状が届いているんだし、プラーミャどころかナーダウニチトージティの集団もあのまま行方知らずなんだから』
「ま、しゃーねェか・・・・」
松田と新郎新婦の控室へと向かう通路を歩いている最中、ふと壁に貼ってあったハロウィン当日の交通規制区間のポスターが目に入った。
「どうかしたか？」
『いや・・・・何でもない』
何かどこかで見たような気がしたんだけど、気のせいかな・・・・
私は新婦控室のドアをノックして、中へと入る。高層ビルの谷間に落ちていく夕日は、通りを挟んで立つガラス張りの高層ビルに反射している。
クリスティーヌさんはその景色を眺めていた。窓に映る表情は、これから結婚式を挙げる新婦とは思えないほど沈んでいる。
『大丈夫ですか』
「・・・・正直言うと、怖くてたまらないの。日本でもう二人も殺しているんでしょう？それに、あのビルに仕掛けられた爆弾・・・・・」
『大丈夫です。プラーミャには指一本触れさせませんから』
今度こそ絶対に―――――
すると、携帯が震えた。確認すると、画面には”江戸川コナン”と表示されていた。控室を出て通話ボタンをタップする。
『もしもし？』
＜黒羽刑事、今大丈夫！？＞
『ええ・・・・・それより何か急いでいる感じね』
携帯の向こうからは、何か乗り物に乗りながら掛けてきたことがわかる、風を切る音が聞こえてくる。
＜ちょっとある場所に向かってて・・・・・それより、あのメモに何が書かれていたのかがわかったんだ！＞
『ホントなの！？』
＜うん！爆発が起きた時、蘭姉ちゃんの目の前に落ちてきて、思い出しながらメモを復元してくれたんだ！＞
『そのメモ送ってくれる？』
＜ちょっと待ってね・・・・・・・送ったよ！＞
通話をしながらメモを開くと、そこには3つ書かれていた。
￥マークの上の横線から新たに線が伸びている図形
пуля
плечо
上の図形・・・￥マークじゃなかったのか。それにしてもこれ・・・・・・・
『あっ！！』
思い出した図形と蘭ちゃんが書いてくれた図形がピッタリと重なった途端、目的の場所へと走り出した。
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セカイ(プロフ) - Saku*noさん» コメントありがとうございます！引き続き頑張ります！ (2023年5月1日 23時) (
レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - まみこさん» コメントありがとうございます！現在5を更新中です。よかったらご覧ください！ (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
Saku*no(プロフ) - 一番楽しみにしてた「捜査一課の黒羽さん 3【名探偵コナン】」おめでとうございます！！これから作品頑張ってください (2022年10月30日 10時) (レス) id: 39a66916ed (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 三期おめでとうございます！ (2022年10月30日 0時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セカイ | 作成日時：2022年10月29日 23時
