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FILE.98 ハロウィンの花嫁 ページ17

松田side


突然、頭上から激しい爆発音がして、窓ガラスが吹き飛んだ。まだ6階付近にいた俺達は、爆炎を噴き上げる窓のすぐ下で、パイプにしがみついていた。

すると、炎がパイプに燃え移り、留め具ごと外壁から外れどんどん傾き始める。


「オイ!マジかよ!!」

「うわあああああ!!」


このままだとガキもろとも地面に叩きつけられる・・・・!


パイプに足を掛けてくるりと回りパイプの上に立つと、パイプが次々と継手から外れて落ちていく。


「クソォ!!」

落ちないようにパイプの上を走っていくが、ついに足元にあるパイプがバキッと外れて背中から落ちた。


なんとかコイツだけでも・・・・!!

空中で背中にいたガキを前に抱き寄せる。






そして、下で広げていた布に落ちたが、身体が弾んで布の外へ投げ出され、その衝撃で身体の向きが変わり、左腕を下にして地面へ落ちた。


「大丈夫!?」

「な、何とかな・・・・・」


ボウズは無事で済んだようだが、落下の衝撃で左腕がズキズキと痛む。

ビルを見上げた途端、燃えた瓦礫が上から落ちてきた。窓から炎と黒煙が噴き上げ、火の粉が降りかかる。その間にボウズは、さっき窓から投げ捨てた電気ポットと上着を回収しに行っていた。


「早く逃げるわよ!」

ガキ達とビルから離れ、燃え盛るビルを見つめた。









それから間もなくして、通報を受けた消防車がサイレンを鳴らしてやって来て、放水作業を始めた。俺達が部屋に閉じ込められている時、先に下りていた茶髪のガキが通報をしていたらしい。


「コナンくん!皆!」

規制線を張られた外で声がして振り返る。ガキ達の保護者的な女子高生の隣に、目暮が警官に手帳を見せていた。


「蘭姉ちゃん!」

「怪我はない?皆無事!?」

「うん、何とかね。松田刑事が守ってくれたから」

「そう・・・守ってくれてありがとうございます」

「別に・・・・大したことじゃねーから」

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セカイ(プロフ) - Saku*noさん» コメントありがとうございます!引き続き頑張ります! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - まみこさん» コメントありがとうございます!現在5を更新中です。よかったらご覧ください! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
Saku*no(プロフ) - 一番楽しみにしてた「捜査一課の黒羽さん 3【名探偵コナン】」おめでとうございます!!これから作品頑張ってください (2022年10月30日 10時) (レス) id: 39a66916ed (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 三期おめでとうございます! (2022年10月30日 0時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セカイ | 作成日時:2022年10月29日 23時

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