検索窓
今日:454 hit、昨日:1,499 hit、合計:296,661 hit

FILE.83 ハロウィンの花嫁 ページ2

東京・渋谷にある複合商業施設”渋谷ヒカリエ”の上層階にあるチャペル。そこで今日はとある2人の結婚式が開かれる。

参列席にはわたし達警察官の顔ぶれが並ぶ中、コナンくんや蘭ちゃん、毛利さん、少年探偵団の皆も来ている。



ここにいる大多数がそわそわしながら扉の方を向いている中、ただ一人、欠伸をしながら雰囲気を台無しにしているヤツが。


『・・・ちょっと少しは抑えなさいよ』

「出ちまうもんはしょうがねェだろ」


どこにいたって通常運転の松田に肩を落としていると、チャペルの扉が開いた。ウェディングドレスに身を包んだ佐藤さんが松本管理官とともにバージンロードを歩き出す。


『わぁ〜綺麗・・・・』

ウエディングドレス姿の佐藤さんに祝福の拍手で迎えていると、後ろにいる松田の視線を感じた。


『何?』

「・・・・いや、別に」


不思議に思いつつも向き直ると、神父が高木くんに問いかけするところだった。



「高木渉さん。あなたは生涯美和子さんを守り続け、笑顔を絶やさず幸せにすることを誓いますか?」

「はい、誓います!」

チャペル中に響くような大声で宣言すると、神父は佐藤さんの方を向いた。


「美和子さん。あなたはどのような時も渉さんの支えとなり、生涯愛し続けることを誓いますか?」



その時、出入り口の扉が勢いよく開いた。開いた扉の先には、4人の男が思い詰めた顔で、日本刀やナイフなどの凶器を持って立っている。


「美和子―――!!そんなヤツと結婚するなら殺してやる!!」

男達は祭壇の前に立つ佐藤さんに目がけて突っ込んでいく。



そんな中、神父に扮した目暮警部が「確保ォ―――!!」と叫んだ。その言葉を合図に参列席にいた警察官と毛利さんがわらわらと通路に出ていく。


『よし!わたし達も行くよ!!』

「・・・・ほどほどにな」



突っ込んでくる男達の前に立ちはだかり、振り回すナイフを素早く避けて、蹴りをかます。もちろん急所は外して。

FILE.84 ハロウィンの花嫁→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (178 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1299人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

セカイ(プロフ) - Saku*noさん» コメントありがとうございます!引き続き頑張ります! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - まみこさん» コメントありがとうございます!現在5を更新中です。よかったらご覧ください! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
Saku*no(プロフ) - 一番楽しみにしてた「捜査一課の黒羽さん 3【名探偵コナン】」おめでとうございます!!これから作品頑張ってください (2022年10月30日 10時) (レス) id: 39a66916ed (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 三期おめでとうございます! (2022年10月30日 0時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セカイ | 作成日時:2022年10月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。