検索窓
今日:2,487 hit、昨日:3,215 hit、合計:298,720 hit

FILE.80 瞳の中の暗殺者 ページ33

「・・・・よし、行け!お前ら!!」


松田の合図で二人は走り出すとともに、岩陰から飛び出す。

風戸が一瞬驚いた隙を狙って、私は蹴りを、松田はパンチを一発ずつお見舞いをした。だが、力が弱かったせいか風戸はすぐに立ち上がった。


「クッソォォォオ!!何しやがる!!!」

「行くぞ!」


松田に手を引っ張られすぐさま川にに飛び込む。ボートの下でやり過ごした後、水面に顔を上げた。


「あそこまでしなくてもよかったんじゃねーか?」

『いいの、いいの。制裁だから』

「あっそう・・・・」







コナンくん達と合流し、噴水広場まで逃げて来たのはいいが追いつかれてしまった。そして、コナンくんの腕に一発銃弾がかすってしまった。


『「コ、コナンくん!?」』

「だ、大丈夫・・・・腕をかすめただけだから・・・・」

「今ここでコイツを殺すと、友成真の無実が証明されるぜ」

「そうなんだ・・・・友成は逮捕前に消すつもりだったが仕方ない。さて、やはりここはレディーファースト・・・・どちらを先に逝かせようかな?」


確実に銃口をわたし達に向けている。もう逃げ場はない・・・・・どうすれば・・・・





「10・・・・9・・・・8・・・・7・・・・6・・・・」


するとコナンくんがいきなりカウントダウンをし始めた。



「フン!何かのおまじないか?」

「5・・・・4・・・・3・・・・2・・・・1・・・・」


ゼロになった瞬間噴水が一斉に上がり始めた。わたし達の周りを囲むように高く上がっている。

そして突き出している拳銃がちょうど噴水が上がる位置と重なり、それを見た蘭ちゃんは「あっ!」と声を上げた。


もしかして・・・・



コナンくんは蘭ちゃんが背負っていたリュックからコーラの缶を取り出し始めた。


「皆、ボクから離れて!」

「噴水が止まれば終わりだ!もう諦めるんだな!!」


風戸は歩き回っているのか声の位置が移動していて、今どこにいるのかわからない。徐々に噴水の勢いが収まっていく中、コナンくんが缶を真上に投げると、ある方向から缶に向かって風戸が発砲した。


「そこか!?・・・・行っけぇぇぇええええ!!!!」


コナンくんが下りてきた缶を蹴り飛ばすと、缶が風戸の顔面に直撃して「うわあああっ!!!」と声を上げて身体が後方に吹っ飛ぶ。



『な、何・・・今の・・・・・』

FILE.81 瞳の中の暗殺者→←FILE.79 瞳の中の暗殺者



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (222 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1154人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

セカイ(プロフ) - 未零♪mirei♪さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - まみこさん» コメントありがとうございます!恋人篇、絶賛更新中ですのでよかったらご覧ください! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - エリザベス女王さん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2023年5月1日 23時) (レス) @page13 id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
未零♪mirei♪ - これからも、頑張ってください! (2023年1月4日 15時) (レス) @page4 id: 1f9aff915a (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 再会編完結おめでとうございます、これからも頑張ってください! (2022年8月16日 10時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セカイ | 作成日時:2022年7月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。