FILE.62 瞳の中の暗殺者 ページ15
「やっっっっと復帰だな。Aが休みの間、松田がいつにも増して不機嫌でこっちはうんざりしてたぜ」
『ゴメンて。私も好きで海に落ちたんじゃないんだから。というか不機嫌なのっていつもじゃない？』
松田がいないことを見計らって班長と話していると、佐藤さんがやって来た。
「黒羽さんがいるだけで大分変わりますよ。もう何かオーラが違くて・・・・復帰が早くてこちらとしても助かってます」
周りの男性刑事も頷いている。私って松田の制御システムか何かなの・・・・・？
そう思っていると松田が入ってきて、周りいた人達はそそくさと遠ざかった。
「・・・・何の話？」
「Aが復帰してよかったなって話」
「ふーん・・・」
午後2時過ぎ、目暮警部が私と松田、班長、佐藤さんを招集した。
先ほど奈良沢警部補が米花公園交差点付近で射殺されたとの通報があった。捜査本部を米花警察署に設置するらしく、わたし達も米花警察署に向かった。
目撃したのはあの少年探偵団と聞いて、松田はうんざりした様子だった。こども達の保護者として毛利さんと蘭ちゃんにも来てもらった。
「何度もすまないが、我々にも聞かせてもらえるかな？犯人の特徴を・・・」
「若い男でした・・・」
「いや、キレイなねーちゃんだった！」
「違うわ！中年のおじさんよ！！」
「全員バラバラじゃねーか・・・」
「じゃあ、その人の差していた傘はどんな色だったか覚えているか？」
「黒い傘です！！」
「緑だよ！緑！！」
「青だったと思うけど・・・」
「オイオイ・・・お前らホントに見たのか？」
ここにいる大多数が呆れている中、ずっと黙っていたコナンくんに訊いてみることにした。
『コナンくんはどう？』
「レインコートと傘は灰色ぽかったけど男か女かはわからない・・・・でも傘は右手で持ってたよ」
『ということは銃は左で撃ったのね・・・・犯人は左利き？』
「ところで警部殿、奈良沢刑事が左胸を掴んで亡くなったことについては？」
「彼は左胸にしまった警察手帳を示したものと我々は解釈した。今、手帳に書かれているメモの内容を徹底的に調べているところだ！」
すると、千葉くんが会議室に入ってきて判明したことを報告した。
「現場に落ちていた薬莢から、使用された拳銃は9ミリ口径のオートマチックとわかりました」
「女にも扱えるありふれた銃だな・・・・」
復帰早々事件とは・・・・
今回の事件もどうやら長引きそうかもしれない・・・
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セカイ(プロフ) - 未零♪mirei♪さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2023年5月1日 23時) (
レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - まみこさん» コメントありがとうございます！恋人篇、絶賛更新中ですのでよかったらご覧ください！ (2023年5月1日 23時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - エリザベス女王さん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2023年5月1日 23時) (レス) @page13 id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
未零♪mirei♪ - これからも、頑張ってください！ (2023年1月4日 15時) (レス) @page4 id: 1f9aff915a (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 再会編完結おめでとうございます、これからも頑張ってください！ (2022年8月16日 10時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セカイ | 作成日時：2022年7月21日 0時
