FILE.41 絶海の探偵 ページ43
コナンくんを追いかけていると前から松田が走って来た。コナンくんは松田の横をすり抜けて行ってしまう。
「竹川が大阪に入ったってよ。京阪電車の淀屋橋駅だって」
『わかった。すぐ戻る』
「というかどこまで行ってたんだよ。また迷子にでもなったのかと思ったぜ」
『・・・別に方向音痴ではないけど』
しばらくすると、CICにコナンくんがおびえている男の子を連れてやって来た。何やら事情がありそうで、松田と佐藤さん、藤井さん、井上さんとミーティングルームに移動し話を聞くことにした。
さっきコナンくんは甲板で”X”と接触したが、逃げられてしまったとのことだった。ちなみに、おびえている子は勇気くんというらしい。
「出港前の舞鶴港でお父さんがいなくなって、それで知らないおじさんとこの船に乗ったんだって」
「言う通りにしないとお父さんを殺すって・・・・」
「訓練中、CICにいなかった男ね？」
藤井さんが尋ねると、二人は頷く。
「その男はきっと艦長室で訓練のデータを盗んでいたんです」
「じゃあ、ソイツが”X”ってことだな？」
『そのおじさんの顔、覚えている？』
「ずっと一緒だったんだから、覚えてるよな？」
『松田、言い方。圧がすごい』
勇気くんはうつむいて震えるだけだった。
「ボクがするよ。スパイの顔、覚えてるから」
「んじゃ、協力してもらうぜ」
『私は勇気くんとここに残るから、後はヨロシク』
「わかった」
松田達が出て行くと、ミーティングルームには勇気くんと二人きりになった。
『そういえば勇気って名前かっこいいわね』
「・・・・お父さんがつけてくれたんだ。強い子になって欲しくて勇気と名付けたって・・・」
『そっか・・・・じゃあ、勇気出して頑張ろう。大丈夫。必ずお父さんは戻ってくるよ』
「・・・本当？」
『うん』
微笑みかけると、勇気くんは口を結んで目を閉じた。
『勇気くん・・・・？』
「ボクも・・・ボクもスパイを捕まえるお手伝いがしたい！」
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うっきー - いつも楽しく拝見させていただいてます！！もしよろしければ警察学校編が見てみたいです🙇🏻♀️ (5月8日 12時) (
レス) id: 42247d2ac2 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - 朽木 桜さん» コメントありがとうございます。返信遅れてすみません。FILE.21の水銀レバーについて原作を読み返してみたのですが、コナンくんが水銀レバーが作動してしまうと言った後に、二種類の液体爆弾について説明をしていたので、原作通りの台詞にしてみました。 (1月12日 22時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
朽木 桜(プロフ) - ファイル21の水銀レバーの回のところを読んでいるのですがコナンくんの水銀レバーの説明が違います。二種類の液体爆弾は花ハロのもので水銀レバーではないです。水銀レバーコナンで調べると説明が出てきますよ！！ (2023年5月4日 22時) (レス) @page23 id: e22cbff476 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - 氷花さん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2023年5月1日 23時) (レス) @page50 id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
氷花(プロフ) - 続きがとても気になります。更新頑張ってください。 (2022年7月1日 22時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セカイ | 作成日時：2022年6月16日 23時
