FILE.37 絶海の探偵 ページ39
井上さんが「藤井一佐。同じ海自の我々にも言えないことですか？」と尋ねても「防衛省の承諾を得てからではないと・・・」と目を伏せるだけだった。
「いい加減にしろよ！笹浦さんは殺されてるんだぞ！彼はアンタらの仲間なんだろう！？その仲間が―――――」
「あんな男、仲間じゃない！！」
藤井さんは毛利さんの発言に被せて口走り、毛利さんはきょとんと目を丸くした。
これは聞き捨てならないな・・・・
すると、パソコンの前に立っていた艦長が息をのんだのがわかり、目暮警部に目配せすると頷いた。
『協力していただけないのであれば申し訳ありませんが、強行させていただきます！』
パソコンをくるりと自分の前に向け、画面に表示されていているのを見た。そこには、英数字の羅列とイージス艦の内部図解が表示されていた。
「これ、クラウドサービスから笹浦のIDで送信されているみてェだな」
「くらうど・・・？」
「まさか、このイージス艦にいる”X”に見せるために！？」
高木くんの発言に井上さんが待ったをかけた。
「イージス艦のデータをネットに保存するなんて規律違反です」
「なるほど・・・・それであんさんは笹浦はんを調べとったんですな。それをそこの女性自衛官はんも知ってはった」
追及された彼女は綾小路警部を睨みつけ、出ていこうとしたところを毛利さんが引き留めた。
「離しなさい！！私はあなた方とは違い、国家のために仕事を―――――」
「アンタ達の考えがそんなんじゃ、国家を守るどころか”X”を捕まえることすらできねェよ。協力しようじゃねェか。日本のためにな！」
すると、口を固く閉ざしていた関口さんが「・・・・海上自衛隊の若狭基地から、イージス艦のデータが流れている。その捜査を、藤井一佐に命じられました！」と口を開いた。
「イージス艦のデータを漏らしたのが、笹浦一等海尉なんですか？」
「そうです。昨日、笹浦一尉を取り調べその印象をもち、藤井一佐に報告しました」
「彼はイージス艦のデータをどこに流したんです？」
毛利さんの質問に、藤井さんは観念したかのように重い口を開いた。
「・・・・竹川という男が代表を務め、数年前に活動を休止した信用調査会社です」
「休眠会社ってことか」
松田の言葉に彼女は頷いた。
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うっきー - いつも楽しく拝見させていただいてます！！もしよろしければ警察学校編が見てみたいです🙇🏻♀️ (5月8日 12時) (
レス) id: 42247d2ac2 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - 朽木 桜さん» コメントありがとうございます。返信遅れてすみません。FILE.21の水銀レバーについて原作を読み返してみたのですが、コナンくんが水銀レバーが作動してしまうと言った後に、二種類の液体爆弾について説明をしていたので、原作通りの台詞にしてみました。 (1月12日 22時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
朽木 桜(プロフ) - ファイル21の水銀レバーの回のところを読んでいるのですがコナンくんの水銀レバーの説明が違います。二種類の液体爆弾は花ハロのもので水銀レバーではないです。水銀レバーコナンで調べると説明が出てきますよ！！ (2023年5月4日 22時) (レス) @page23 id: e22cbff476 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - 氷花さん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2023年5月1日 23時) (レス) @page50 id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
氷花(プロフ) - 続きがとても気になります。更新頑張ってください。 (2022年7月1日 22時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セカイ | 作成日時：2022年6月16日 23時
