FILE.35 絶海の探偵 ページ37
「あれれ〜？さっきお姉さんに何の仕事してるか訊いたら、食事を作ったりしてるって言ったよね」
「ああ、言ってたな」
コナンくんと毛利さんの発言から、目暮警部も不信に思ったのか「どういうことですかな？」と彼女に問い詰める。
「それは・・・・」
彼女が俯くと、艦長と関口さんは目線をそらした。
「そんな感じだと、アンタらの中に笹浦を殺した犯人がいると思っちまうぜ？」
「待ってください。我々も可能な限りの協力を・・・・」
「艦長。こうなってしまった以上、話しておくべきかと」
腹を括ったのか、強い眼差しで女性はこちらを見据えてきた。
「私は・・・・情報保全隊員です」
『あの防衛大臣直轄の？』
「知ってんのか？」
『少しだけ。確か自衛隊の情報管理や自衛官の行動を監視されているんですよね？』
「そうです」
「でも、その情報保全隊がなぜイージス艦に？」という目暮警部の問いに「今朝見つかった不審船ですね！？」と倉田さんが気付くと、関口さんが頷いた。
「我々はそれをある国の工作船だと考えています」
「確かに・・・・あの不審船には無線の充実を示すアンテナや、自爆用の爆発物がありました」
倉田さんの発言に「よくご存じですな」と目暮警部が眼差しを向ける。
「実はあの不審船を見つけたのは私なんです。それでこの捜査にも加わりました」
「その不審船がイージス艦のある舞鶴港で見つかったことから、我々はスパイがこの艦に乗り込んだ可能性を考えました」
「我々はスパイを”X”と呼び、捜査をしています」
「スパイの目的は何なんだ？」
「イージス艦の機密情報を手に入れることだと我々は考えています」
「その機密が漏れたらどうなるんですか？」
高木くんが尋ねると、関口さんの表情が険しくなった。
「イージスシステムの提供元であるアメリカ軍の信頼を大きく失うこととイージス艦の航海データが流出するようなことがあれば、日本の防衛ラインの戦略が明るみに出て、諸外国からの軍事的侵略に対し無防備になるということ・・・・」
「つまりそれは、国防の危機的状況に陥るということなのです！」
だから隠していたのか・・・・
どこにスパイがいるのかわからないから、身内だけでの情報共有をしていたってことね。
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うっきー - いつも楽しく拝見させていただいてます！！もしよろしければ警察学校編が見てみたいです🙇🏻♀️ (5月8日 12時) (
レス) id: 42247d2ac2 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - 朽木 桜さん» コメントありがとうございます。返信遅れてすみません。FILE.21の水銀レバーについて原作を読み返してみたのですが、コナンくんが水銀レバーが作動してしまうと言った後に、二種類の液体爆弾について説明をしていたので、原作通りの台詞にしてみました。 (1月12日 22時) (レス) id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
朽木 桜(プロフ) - ファイル21の水銀レバーの回のところを読んでいるのですがコナンくんの水銀レバーの説明が違います。二種類の液体爆弾は花ハロのもので水銀レバーではないです。水銀レバーコナンで調べると説明が出てきますよ！！ (2023年5月4日 22時) (レス) @page23 id: e22cbff476 (このIDを非表示/違反報告)
セカイ(プロフ) - 氷花さん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2023年5月1日 23時) (レス) @page50 id: 220b9e6626 (このIDを非表示/違反報告)
氷花(プロフ) - 続きがとても気になります。更新頑張ってください。 (2022年7月1日 22時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セカイ | 作成日時：2022年6月16日 23時
