検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:52,258 hit

moment 13 ページ14

どのくらいそうしていたか、、







私が泣いている間、






ずっとずっとそばにいてくれた川村さん






「もう、大丈夫です、

ありがとうございました!」





そう言うと



「無理せんでええから、
辛い時は話くらい聞いてやるから」




そう言ってくれる川村さん






最初は嫌な人なのかなって




思ってたのにこんな優しい人だったんだね、





「ってか、顔パンパンやで笑」




そう言われて、川村さんがスマホのカメラを




私に向けると、




ありえないくらい目が腫れてるの、、






「うわあああ」









さすがに、こんなすぐに









目が腫れることなんてないからか









川村さんは私の驚いた顔を






笑いながらスマホで写真を連写してくる







「やべえ、おなかつりそう笑」





どのくらい笑われてたか




やっと川村さんのツボから抜けたみたいで





「はぁ、笑ったわ笑 」



「笑いすぎですほんと!」





泣いてるうちに1時間も経ってたみたいで






2人で帰る準備をして、







外へと繰り出す







真冬の東京は雪国の方に比べたら



全然あったかいほうだけど













やっぱり寒くて、、













せっかく元に戻った顔すらも




またすぐに赤くなるほど寒くて、、





「寒い、、」








マフラー今日に限って忘れてきちゃった、最悪




「どうする?この後なんかある?」





寒さに耐えながら川村さんと並んで歩き出す





もちろん大通り歩いてたらまずいから




路地裏の人気の少ないところを歩く







「何にもないです!でも1人で飲もうかなって笑」





家に帰ると、隣だから


りっくんに会ってしまうような気がして




また泣いてしまう気がして、






「じゃあ俺も飲もっかな」





きっと明日だって仕事があるはずなのに





私が家に帰りにくい事情を察してくれたのか






そんな優しい川村さん





きっと今そこまで辛くないのは




川村さんがいてくれたからかもね





そんな風に思いながら空を見上げてると







「ふはっ」



何故かまた吹き出す川村さん





「今度はなんですか!?」





私より少し高い彼を見上げてそう言うと



また笑いながら






「いや、また鼻赤くなっとる笑
ほんまにトナカイ笑」






そう言って自分が巻いていたマフラーを





きっと自分も寒いはずなのに




私の首に巻き付けてくれる

moment 14→←moment 12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
313人がお気に入り
設定タグ:青山陸 , 川村壱馬 , THERAMPAGE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

h_r_k_y(プロフ) - 更新待ってます^_^ (2019年11月17日 18時) (レス) id: 4d2b3f43a7 (このIDを非表示/違反報告)
leaf(プロフ) - 次の更新が楽しみです!! (2019年9月9日 23時) (レス) id: ae0699d194 (このIDを非表示/違反報告)
Am(プロフ) - 150girlさん» とっても嬉しいです!少しずつの更新になるので、内容わかりずらかったりするかもですが、更新頑張ります! (2019年8月21日 14時) (レス) id: 74739a92f3 (このIDを非表示/違反報告)
Am(プロフ) - ほくぶーさん» ありがとうございます!なかなか煮え切らない内容ですが、ご期待に添えるような作品になるように頑張ります!これからもご愛読よろしくお願いします (2019年8月21日 14時) (レス) id: 74739a92f3 (このIDを非表示/違反報告)
150girl(プロフ) - 続きがきになりすぎて待てません〜(≧∇≦) (2019年8月14日 0時) (レス) id: ae0699d194 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Am | 作成日時:2018年12月16日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。