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Aにとって教室は良いとも悪いともいえない環境

そんな所に居たって特に意味はない

テストも赤点取ったことないし大丈夫だろう単位は知らないけど

この学校に一年居て進級できてるから大丈夫である



そしてAの良い噂も回れば悪い噂だってもちろん回る

そんな彼女にも2年生の夏が来て"後輩"も来た



Aセンパイ



そう呼ばれ振り向くと他校のヒーロー高校の後輩2人

中学が同じだったヒーロー高校志望の2人だ

あと2人居るが今は不在らしい


「今任務帰りなんすけどお昼一緒にどうすか」


そう言いながら片手にある袋を挙げながらこちらを見つめる彼はロウくん

話は聞いていたが本当にヒーロー高校は"任務"というものがあるらしい


「ただパトロール的な事をしていただけですけどね」


近くにあるベンチに腰を掛け、手招きしてくる紫色の彼はショウくん

2人とも中学生の時とは段違いに背が伸びている
平均よりは背の高い私でもやはり差が生まれる



「背、高くない?」

「男子の成長期は中学後半っすからねー」

「僕は元々」

「煽ってるね」
「そんなことないですよ」





こうやって話すのはいつぶりだろう
ただなにも無い時間が過ぎていく



「ライくんとカゲツくんは元気してる?」

「ライなんて最近の梅雨の水溜りに自ら突っ込んでましたよ」

元気そうでなによりです

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作者名:フェアリー小林 | 作成日時:2023年12月28日 18時

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