君色に染めて。~教師の貴方と生徒の私~ 【arin♀】 (ページ4)

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～慧side～

次、有岡先生に会えるのが楽しみで

でも、楽しみすぎて

移動教室の授業が長く感じた。

光「慧、そわそわしすぎ。笑」

慧「だって、次有岡先生の授業だよ？
楽しみだったんだもん」

有岡先生の授業を受けてお昼休みって

私にとっては凄く幸せ…。

…片想い、だけど。

光「…あ、有岡先生」

慧「へ…？」

教室に戻る途中

光が、前を見て声を出した。

有岡先生

光は確かに、そう言った。

光の視線を追うように、前を見ると

大「ん？あ、君たちは確か、1-Bの子だよね？」

…有岡先生がいた。

光「はい。有岡先生、それ重そうですね」

大「君たちの授業で配ろうと思ってるプリントと教科書なんだけど、量が多くてね…」

よいしょ、と可愛らしい声を出して

プリントや教科書を持つ有岡先生。

慧「…手伝いましょうか？」

大「え、良いの？」

困っている先生を見たら

自然と口が動いて

私から、話しかけていた。

慧「はい…やろ？光」

光「ほーい」

…光、顔ニヤついてる。

後からからかわれるやつだ…。