君色に染めて。 【arin♀,ymcn♀,ybhk♀】

せんせい (arin) ページ6

〜慧side〜




学校が始まって、今は1時間目。


国語の授業で、担当は大ちゃん。


大ちゃんだから、国語は好きだし、頑張れる。



皆に授業をする大ちゃんをぼーっと眺めてたら





大「ここを…お、伊野尾さん。
答えて」

慧「え？」





大ちゃんに当てられた。





大「え、じゃない。
もー、先生の授業聞いてた？」

慧「ごめん…なさい」

大「もう1回言うから、答えろよ？」





…大ちゃんが悪いもん。


大ちゃんが、カッコ良いから……。






……






慧「はぁー…」

光「ったく、慧、有岡先生見すぎ」

慧「だってぇ…」





光と話してる時





大「伊野尾さーん、ちょっと良い？」





大ちゃんに呼ばれた。



大ちゃんに、隣の空き教室まで連れて行かれる。





大「慧、俺見すぎ」

慧「大ちゃんがカッコ良いのが悪い」

大「こーら、学校では先生って呼べって言ってるだろ？バレたりしたらヤバいんだから…」

慧「良いじゃん。今2人っきりだよ？」





そう言って、大ちゃんの首に両腕を回す。





大「…慧」

慧「大ちゃんだって、私の事慧って呼んでる」

大「…はぁ」





小さくため息をつく大ちゃん。


大ちゃんの顔を下から覗こうとした時




ちゅっ




唇に、柔らかな感触が。





慧「んっ」

大「…まだ少しあるし、キスくらいは…」

慧「…もっと、ちょーだい？
大ちゃん…」

大「…唇腫れても知らねぇよ？」





10分の休み時間は

大ちゃんからのキスの嵐で

あっという間に終わってしまった。

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