君色に染めて。 【arin♀,ymcn♀,ybhk♀】

サッカー (ymcn) ページ32

〜知念side〜




1日の授業が終わって、放課後


私は、涼介のサッカーの練習に付き合ってあげていた。



サッカー部では、エースストライカーという重要な役目を担う涼介。


そのプレッシャーは、他の人より何倍も大きいはず。



だから私が、支えてあげないと。





知「…涼介、少し休憩したら？
1時間ずっと練習してるよ」

涼「っ…あぁ、そーする」





パッと見ただけでも分かる汗の量。


私は急いで、タオルとドリンクを渡す。





知「…大変だね、エースストライカーも」

涼「…大変だけど、でも嬉しいぜ。
チームの重要な戦力になれてるって考えたらな」

知「そっか」





涼介、サッカー大好きだもんね。


好きな事だったら、どれだけ大変でも

夢中になれるもん。





涼「まぁ、サッカー以上に大切なもんがあるけどな」

知「サッカー以上に？」





家族？友達とか？



色々考えていたら





涼「ふっ…ばーか」





そう言われた。





知「ば、ばかって…わ…！」





私の頭をﾎﾟﾝｯと軽く触ると


涼介は、私の腕を掴んで

自分の方へ引き寄せた。





涼「お前に決まってんだろ？」

知「っ！」





…何それ


ズルい…っ。





知「…涼介だって、ばか」

涼「え？」





…カッコ良すぎだよ、ばか＿＿＿。






……






涼「あ、俺汗臭くない？」

知「臭くない。それに、涼介の匂いだったら何でも良い」

涼「何だそれ。笑」

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