君色に染めて。 【arin♀,ymcn♀,ybhk♀】

クリーム (ymcn) ページ22

〜知念side〜




学校帰り

涼介と一緒にクレープのお店に寄った。



このお店は、最近出来た新しいお店で

おいしいとSNSでも評判になっている。





涼「侑李、何食べる？」

知「んー…チョコバナナかなー」

涼「おっけ。俺は断然いちご！」





注文をして

クレープが出来るのを待つ。



数分後、店員さんが2つのクレープを持ってきた。



クレープを受け取って、近くにあった椅子に座る。



巻かれている紙を少しちぎって…


パクッと1口食べれば、チョコとバナナ、ホイップクリームの甘さが口いっぱいに広がる。





知「おいしい…！」

涼「マジ？俺にもちょーだい」





そう言うと、涼介は

私がさっき食べた場所を1口かじった。



あ、間接キス…





涼「うまっ！チョコバナナ良いな…」

知「涼介はいちごがあるでしょ」

涼「いちごも美味いよ！侑李も食べてみ？」





目の前に差し出されたいちごのクレープ。



私も、涼介のマネをして

涼介が食べた場所を1口かじる。



いちごの甘酸っぱさと、カスタードの甘さが絶妙にマッチしてる。





知「これもおいしいね」

涼「だろ？」

知「このお店良いね」





こんなにおいしかったら、SNSで評判が良いのも納得出来る。



また伊野尾せんぱいや光せんぱいに教えてあげよ。





涼「…あ、侑李」





ふと、涼介に名前を呼ばれた。





知「何？」





涼介の方を見ると、涼介は

私に顔を近付けてきた。



え、急に…？


しかも、ここ人が…っ



思わずぎゅっと目を閉じる。




……あれ、こない…？





涼「ふはっ」

知「…からかったの？」

涼「違ぇよ。クリーム付いてる」





え…！？


何それ、恥ずかしい…！





涼「取ってあげる」





ぺろっ





知「へ…？」

涼「クリームうま」

知「…！！」





…今


口の横、涼介に…舐められ…





涼「顔真っ赤にしちゃって、可愛い」

知「りょ、涼介…！」

涼「何？口が良かった？」

知「そういう訳じゃ…ん…っ」

涼「クレープも唇もご馳走様♡」

知「もぉ…」





…今日は色んな意味で

甘い1日になった。

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