君色に染めて。 【arin♀,ymcn♀,ybhk♀】

おはよう (arin) ページ3

〜有岡side〜




ｼﾞﾘﾘﾘﾘ…ｼﾞﾘﾘﾘﾘ…




目覚まし時計の音が、部屋中に鳴り響く。


音を止めて、まだ眠たい目を擦りながら、時計を見る。



時刻は…朝の6時30分。



朝が弱い方だから、二度寝したい所だけど

あいにく今日は学校だ。


彼女も朝ご飯を作ってくれているだろう。



ベッドから起き上がろうと、身体を動かした時

…いつもより、動きづらかった。


ふと、横に顔を向けると





慧「すぅ…すぅ…」





愛しい彼女の寝顔が、そこにあった。


規則正しい寝息で、気持ち良さそうに眠っている。



……って！





大「け、慧…！？」





な、何で慧が俺の部屋に…！？





慧「んぅ…大ちゃんうるさぃ…」





ふぁ…と可愛らしいあくびをしながら

慧はその場で伸びをする。


慧は、制服の上に青いエプロンを着ていた。





大「…俺を起こしに来てくれたの？」

慧「大ちゃん、朝弱いんだもん。
私の声で起こしてあげようと思ったのに、大ちゃんの寝顔見てたら眠くなっちゃって…」





え、何それ。

可愛い…っ。





慧「早く下降りよ？
朝ご飯冷めちゃうっ」





俺より先に、部屋を出ようとする慧。



そんな慧の腕を掴んで




ｸﾞｲｯ




引き寄せる。




慧の顔に自分の顔を近付けて…




ちゅっ





慧「んっ…」

大「ん…」





短めのキスをした。





大「…慧、おはよ」

慧「ふふっ…おはよう、大ちゃん」





有岡大貴、今日も最高の朝を迎えれました。

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