誰かの笑顔の為に。【狼ゲーム】【短編集】 (ページ31)

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ご主人様【霜月ユキナリ】ノワブラ-a様ﾘｸｴｽﾄページ31

ユキナリside

『んぅ…あれ、寝てた…?』

いつの間にか寝ていた重たい体を起こす。

隣を見れば、まだ眠るAの姿が。

『寝顔…かわいい。』

思わず呟く。

「あ…ユキナリおはよ…う!?」

その声で起きたのか、驚くA。

『ち、違うよ!!俺は寝顔がかわいいとか思ってないよ!?』

必死に弁解する俺に対して一言。

「耳…生えてるよ?」

Aside

寝ているユキナリを発見して、
私は隣で寝てた。

「寝顔…かわいい。」

誰かの声がして、目を開ける。

『あ、ユキナリおはよ…う!?』

そこにいたのは、ユキナリ。
…だけど、耳が生えてた。

めっちゃかわいい…←

『耳…生えてるよ?』

「へ、え!?どれ!?」

慌てるユキナリに、思わず手を伸ばす。

『わぁ…ふわふわだ。』

「ちょっと、やめてよ!!」

このふわふわな感じは、多分犬だ。
でも、灰色ぽいから狼かも。

…狼ゲームに、ちなんでなのかな♪←

頭をわしゃわしゃと撫でる。

「全然嬉しくないからやめて!!」

『尻尾がふりふりしてるのに…?』

狼っぽいのに、しっぽふりふりするのか…。

「そ、それは…」

『うん。ユキナリかわいい。ご主人は
嬉しいぞ。』

「俺、いちよ人間だからね!?」

やってくれた人に感謝したい…。

「かわいいのは、俺じゃなくてA!!」

『かわいい狼でも好き。』

「俺の方が好きだから!!」

好きって言われたからなのか、しっぽ
がぶんぶんしてる。

「A…それ以上言ったらダメだからね。」

突然口を手で塞がれ、距離が近づく。

『んんん!?』

「これでもちゃんと人間だから。
Aは、俺のご主人様じゃなくて
彼女だからね…?」

とりあえず頷く。

やっと、手を離され冷静になる。

「ほんともう…。生えるならAに
してくれればよかったのに。」

『なんかいった?』

「いや、な、なんにも言ってないよ!?」

ｶｼｬｯ

「A…何してるのかな…?」

『…ﾃﾍｯ』

その夜、狼とご主人の対決が行われました。←
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リクエストありがとうございました…!!

ユキナリ君…最近男らしくなった(