誰かの笑顔の為に。【狼ゲーム】【短編集】 (ページ20)

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とびっきりな日【新村コウ】ページ20

今日は、コウ君の誕生日。
きっとコウ君のことだから、忘れてる
かもしれない特別な日。

出会ったときは、大嫌いだった。
人とはあまり関わらなくて素っ気なくて。

でも＿＿＿

一緒に探索するうちに、
時が過ぎるうちに、
コウ君を好きになっていた。

彼の誕生日。彼女なんかじゃないのに、一緒に出かける待ち合わせをした。

待ち合わせ場所に時間前に行けばもうコウ君はいた。

『ごめん…来るの遅くて。』

「別に、構わないが。」

私を、待たせないようにしてくれてる
のかなぁって、思ったのは秘密。

そのあと、買い物に付き合ってもらってケーキを買い、コウ君のお家へ向かう。

『お邪魔しまーす!!』

「そんなに大きな声を出さなくてもいいが…」

呆れたコウ君は、そのまま廊下を進む。

ﾊﾟｧｯﾝ

クラッカーを鳴らす。

「…え?」

『コウ君、お誕生日おめでとう!!』

何が起きているかわからないコウ君を
置いて、ケーキを取り出す。

『今までの買い物、全てコウ君の
為でした～!!』

「そうか、俺の誕生日か…。」

やっと理解したコウ君は、引き返して
私のところまで来る。

「祝ってくれて…その、ありがとう。」

いつも照れないのに、顔を赤らめる
コウ君。

…本音がつい溢れる。

『…好きだよ。』

「は…?」

『あっ、ごめんね、今のは忘れt＿＿』

ドアの方へ振り向く途中、腕を
引っ張られ振り返る。

ちゅっ

『…!?!?』

戸惑う私をよそに、彼は離れて
呟く。

「最高の、プレゼントをありがとう。
でも＿＿＿

“そう言うのは、俺に言わせてくれ”

『うん、分かった。』

そう言って、もう一度口づけを交わした＿＿＿

特別な日。生まれてきてくれた君に
とびっきりのプレゼントを＿＿＿

～～～～～～～～～～
コウ君、お誕生日おめでとう!!
素敵な一日を…♪

急いで書いたので文になってないところもあると思いますごめんなさい(＞-＜)泣