誰かの笑顔の為に。【狼ゲーム】【短編集】 (ページ18)

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伝えたい【米森サトル】優惑様ﾘｸｴｽﾄページ18

Aです。
記念日って、とても大切な物ですよね。

いま絶賛怒ってます。付き合って
一年の記念日なのに、大好きな
サトルさんから連絡がきません。

『なんで…嫌いになったのかな…』

泣きそうになる気持ちを抑えていると
、

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

『…え、もう夜の11時なのになんだろ』

こんな時間に、誰か来ると言えば
リツくらいだし…

また、何かあったのかといつの間にか
溢れていた涙を拭い玄関に向かう。

ｶﾞﾁｬ

『こんな時間に、どうしたのリツ＿＿!?』

「こ、こんばんは…」

そこには、今までずっと待っていた
サトルさんが手から溢れそうな程の
バラの花束を抱えて立っていた。

『なん…で?』

「実はね、このバラのために一日中
外にいて…ね。遅くなってすまない。
一年間、私とずっと居てくれてありがとう。」

嬉しかった。来ないと思っていたサトルさんが、忘れないで祝ってくれたことを。

「そのバラの数、何本だと思う?」

『うーん、100本…?』

「惜しいね。正解は108本だよ。」

『えっ、それって＿＿＿』

ポケットから、箱を取り出すサトルさん。

「私と、結婚してくれませんか＿＿＿?」

『＿＿っ、もちろん』

私に、指輪を差し出し指にそっと
はめるサトルさん。

幸せな光景を目にして、富めどなく
溢れ出す涙。

「泣かないで?A。」

今までは、恥ずかしがって呼びあえなかった呼び捨て。

『伝えに来てくれてありがとう、
本当に嬉しかったよ、サトル。』

「断られなくてよかったよ。」

にこっと、笑う彼に顔を近づける。

伝えられた想いは、誰よりも大好きな人からの愛の言葉でした＿＿

～～～～～～
リクエストありがとうございました!!

薔薇の素敵な意味を取り込ませて
貰いました～!!