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｢ なみやんな？｣
｢康二？｣
｢Aなの？｣
｢康二。｣
｢辰哉だ。｣
久々に3人にあった。
会話が弾むなんてことも無い
けれど昔ほどの気まずさは無かった。
なみさんと辰哉は凄く仲が良さそうだし
康二も奥さんと仲が良さそう。
あの時とは違う形での再会。
｢パパ何泣いてんねん。
せやからママに泣き虫って言われんねん。｣
優くんが康二の足を叩いて励ます。
｢お母さんもお父さんも一緒に泣かんでよ。
翼まで泣いてしまう。｣
目をうるうるさせながら2人を見つめる翼ちゃん。
｢パパ、ママいたいのいたいのとんでけする？｣
｢痛いの痛いの飛んで行けー！｣
と双子ちゃんの声に合わせるように
翼ちゃんも優くんも
声を合わせて体をさすってくれた。
私たちの心にあった古傷の痛みを子供たちが
吹き飛ばしてくれた。
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作者名：あみ | 作成日時：2020年8月16日 12時
