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8話 ページ10
｢んで、どこから聞いてたの？｣ニヤッ
すると、そのお下げの子は、おそるおそる聞いてきた。
女の子｢えっ…と、まず、海宮さんだよね？いつもと話し方が違うよね…｣
あー。
まずそこから来たかぁ。
｢まぁね。僕は海宮ヨミ。Aの裏人格1だよ。｣
女の子｢え、う、裏人格…｣
まぁ、そうなるのも無理はないよね。
｢それで、他には？なにを聞いたの？｣
ナツメ｢えっと。あ、まず、私は天野ナツメ。で、その、職員室に用があってきたら、誰も居なくて。会議室に電気が着いてたからつい…すみません。｣
｢ふーん。それで、君は信じるの？聞いた事を。｣
ナツメ｢うん。でも…島之内先生が洞潔って本当なの?!｣
｢洞潔の事知ってるの？｣
ナツメ｢うん。私実は妖怪ウォッチエルダを持ってて。妖怪が見えるの。｣
ふーん。
この子が例のエルダ魔導鏡の使い手ねぇ…。
｢へぇ。じゃあ、僕と君は敵だね。｣
ナツメ｢て、敵ってどういう事…?!｣
｢まだ気付かないの？僕は酒呑童子の部下。つまり、君達の持つ妖聖剣を狙ってるんだよ？｣
そう言ってふふっと笑うと、ナツメはそうだった。と言うように、ハッとした顔になった。
ナツメ｢じ、じゃあ…｣
｢そう。あ、こんな所で馴れ合ってていいの？チャイム鳴っちゃうよ？それと＿＿｣
僕は歩き出したナツメとすれ違う時に、ナツメの耳元で、
｢この事、それから洞潔の事も。もし誰かに言ったら、君の命は無いからね。｣
と言って、ふふっ。と、笑った。
僕はその場から去った。
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