名前 ページ50
「あ、丸井くんっ！」
「来るの早かったな！」
「丸井くん達が来るの遅いのっ」
「そ、そうか？」
「丸井と少々話が盛り上がってな。すまんの」
丸井くんと仁王くんが私達にまざったところで、私は密かに持っていたクッキーを取り出した。
「ふふっ、今日ね丸井くんのためにクッキー作ってきたの！」
「え！本当に！？」
「うん！食べて食べて！！」
クッキーを渡した時の丸井くんの表情が可愛くって可愛くって！
食べてる姿も可愛いかった！
「えー！！先輩っ！俺の分は〜？」
「また今度、作ってくるね！」
「やった〜！！」
「美味しいぜAっ！ありがとな！」
「え？」
今私のこと名前で呼んでくれた……よね？
「…っあ、佐藤さん。」
せっかく名前呼びしてくれて嬉しかったのに、なんか訂正されて……寂しくなった。
「うぅん。佐藤さんじゃなくていい。Aって呼んで！」
「……分かった。」
私は嬉しすぎて満面の笑みになっていた。
丸井くんもどこか嬉しそうで……
「なら、俺のこともブン太って呼べよ。」
少し顔を赤らめて下を見つめた。
「……いいの？」
「あぁ。」
「そんなのずるいs」
「静かにしんしゃい」
仁王くんは赤也くんの口を塞ぎ、
周りは私達のやり取りを静かに見守っているようだった。
「ブン太……。」
「……おう。」
「ふふっ、なんか照れくさいねっ」
「最初だけだろい？」
私達は相変わらずぎこちないけど私はとても幸せだった。
ずっとこのまま続けばいいのに……
「なんか先輩ら付き合う前の二人っぽそう」
「「えっ！？」」
「な、な、なんスか！ビックリするじゃないっすか！」
「わ、わりぃ」
「ごめんね…」
こっちの方がビックリだよ〜……。
突然付き合うとかいうから……。
丸井くんも私も顔が真っ赤になって驚いてた。
「まさか本当にt」
「弁当いただきじゃ」
「あ゛っ！仁王先輩っ！」
仁王くんは赤也くんのお弁当の卵巻をポイッと口の中に入れた。
「俺！美味しいものは最後に残してるんスよ！？」
「これからは早う食べんしゃい」
「そんな〜！」
気力を失ったかのように倒れ込んでしまった。
「ふふっ、楽しいな……」
私はふと優奈の顔を見ると悲しそうな、辛そうな顔をしていた。
「優奈？」
……なんで、そんなにも
悲しい顔をするの？
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メッツ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» ハラテツっすか。２月以降にでしたらかけるかもしれません。四天宝寺関連を考えてたのでいい案をありがとうございます！ (2018年1月9日 23時) (
レス) id: c9e41587fa (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 原哲也(ハラテツ)の小説も書いて欲しいです (2018年1月9日 22時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メッツ | 作成日時：2018年1月8日 0時
