第二十一話「増援」 ページ22
元の広場に戻ってほっと息を吐く
一体目の脳無はオールマイトが吹っ飛ばした
二体目の脳無は拘束済み
これで
「くそがくそがくそがくそがくそがっ！！！！
お前は何なんだよ！！？」
ガリガリと腹ただしそうに首を掻き毟り、こちらを睨みつける死柄木
「雄英高校１年Ｃ組、ただの普通科生だよ
ちょっと因縁が多いだけのね」
ニヒルな笑みを浮かべると、俺の背後に皆がいた
アルジュナ、カルナ、酒呑、頼光、へシアン・ロボ
それから緊急で呼び出したエミヤとエルキドゥ
全員が全員、武器を構えて死柄木を睨みつけていた
「お前さえ、お前さえいなけりゃ……！！」
ブツブツと恨み言を唱えていたと思ったら、突然2人揃って襲ってきやがった！
迎撃しようと早速各々武器を向ける音がした
これって
ドズッ！！
「「!!!」」
「来たか‼」
階段上の踊り場には複数人の影
そして肩で息をしその前に駆け出して来た一人の生徒がそこにいた
「1−Aクラス委員長、飯田天哉！！ただいま戻りました！！！！」
あんなに大勢のヒーローがいるのを見るのは、ヘシアン・ロボ事件以来だろう
さすがプロヒーローというだけあって迫力とインパクトが凄い
「あーあ、来ちゃったな……ゲームオーバーだ。帰って出直すか、黒霧……ぐっ！！」
逃げようとするのを狙い撃たれて、倒れ伏す
別方向からは少しボロボロだけど、１３号先生がブラックホールで靄を吸って妨害する
「今回は失敗だったけど………今度は殺すぞ。平和の象徴オールマイト」
結局、不気味な次回予告を出して脅威は去った
安堵感から一気に脱力するが、とりあえず身体の節々が痛いので治療を受けたいところだ
シュゥゥウ……
煙だ。火事か！？と辺りを見回すと発生源は意外にもすぐ近くにあった
オールマイトだ
彼の身体から発生した煙であまりよく見えないが、明らかにどんどん痩せ細っていく
「………何も…、出来なかった…」
「そんなことはないさ。あの数秒がなければ私はやられていた…！
また……助けられちゃったな」
「無事で…良かったです…！」
疎外感ハンパない……
とりあえずオールマイトのあの姿はマズイので幻覚で煙を多くしておこう
「藤丸くーん！！」
ぶんぶんと手を振って待っている飯田君に手を振り返した
ロボの背に乗せてもらい、階段を駆け上がった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 540人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
饅頭 - もう更新しないのですか？ (2020年12月14日 21時) (
レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 続きがとても気になります！面白かったです！！ (2019年8月9日 0時) (レス) id: 54047cc432 (このIDを非表示/違反報告)
小豆丸(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます^ ^ちょっと執筆が滞り気味ですが、頑張ります！！ (2018年7月17日 18時) (レス) id: c509ccdcf0 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - とっても面白かったです！頑張ってください！(ロマニさんがどうなっているのかめっちゃ気になる。) (2018年7月17日 18時) (レス) id: 20543c8800 (このIDを非表示/違反報告)
小豆丸(プロフ) - 奏さん» 応援ありがとうございます！ロマニはそのうちまた出てくるのでお楽しみに〜 (2018年7月11日 15時) (レス) id: e73c005897 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小豆丸 | 作成日時：2018年5月3日 17時
