どんな君も愛してる【青】 (ページ11)

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第十話ページ11

あみside

DMの画面を開いたまんま悶々と悩んでたら、相手が入力を始めた事を知らせる入力中の表示

届いたメッセージは

信じられないとは思いますが本当なんです。
兄から1週間前に、○○○にあるカフェで文庫本を読んだらあみさんと私を間違えて声をかかてしまったと聞きました。

あみさんと言うお名前も兄から聞きました。兄のインスタグラムのアカウントだと事務所との約束でDMを送ることができないので私が代わりに送らせてもらってます。

ってご丁寧に細かい情報まで

声をかけられた日時もカフェの場所も、文庫本を読んでたことまであってる

やっぱり本物？

DMありがとうございます。まだ完全に信じ切った訳ではありませんが、私もできれば渡辺さんと連絡を取れればと思っていた所なのでお返事させていただきます

『よし。』

すぐに既読がついて送られてくるメッセージ

ありがとうございます。信じきってなくても返信いただけただけで安心しました。
早速なのですが、一度どこかでゆっくりお話しする事は可能ですか?
いや、突然そんなの怖いですよね!!!すみません!!!

『ふふっ』

立て続けに送られてからメッセージに、会ったこともないのにその勢いがなんだかおかしくてちょっと笑っちゃう

大丈夫ですよ。なんとなく信じていいような感じがしました笑
どこがいいなどありますか?

渡辺さんや渡辺さんに近い人しか知り得ないであろう情報すぎて、疑う余地はない感じがしてそう返信した

もし私を騙したらするのが目的なら２個目のメッセージみたいな気遣いはしないような気がするしね

そのあとはトントン拍子で話が進んで、なるべく早い方がいいと明日のお昼にあのカフェで会うことになった

その時に来るのは妹さんだけらしい

そりゃそうだ、週刊誌に撮られたカフェに渡辺さんがまた来るなんてそんなのあり得ないもんな

渡辺さんには、お手紙でも書いて精一杯の謝罪をさせてもらうことにしよう