天使が重すぎる 2 (ページ9)

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EP.57 ページ9

あみside

試験から数週間後、私は無事合格通知をもらった

そのことをらいむたちに伝えたら私よりも喜んでるんじゃないかってぐらいのテンションでハグをしてくれて嬉しい反面、改めて進路が決まったことの重みを感じた気がした

さっくんからずっと言われてる「専門学校は入ってからが大変」って言葉も頭をよぎるしね

向井「じゃあ俺らは全員進路が決まったってことやな」

『そうなるね』

目黒「思ったより早かったわ」

らいむ「世の中的には今からが本番だもんね」

康二はずっと興味があったらしい写真とか勉強するために映像技術とかも学べる専門学校を私と同じ時期に受けて合格をもらったばかり

めめはサッカーの推薦で都内の私立大学の内定をもらってるし、らいむの都内の私立大学に推薦で合格済み

この間康二と、めめとらいむは大学になっても近くてよかったねって話をしたばっかりだもん

そうは言っても、私も康二も近いからみんなが離れるわけでもないんだけどね

目黒「ちゃんとラウにも報告してやれよ？今日合格発表だって知ってからずっとソワソワしてんだから」

『ソワソワしてるんだ笑』

目黒「今日の朝登校してくる時とかやばかった。あみいないのにずっと心配してるの。いや、心配っていうか大丈夫絶対受かってるって念じてる感じ笑」

めめの隣でそう呟いてるラウールくんは安易に想像できて、なんだかクスッと笑っちゃう

向井「試験当日に電話きたんやろ？」

『なんで知ってんの』

目黒「ラウが俺らに相談してたに決まってんじゃん。前日にかけて大丈夫かな？送るだけにした方がいいかな？って」

『だめだ、ラウールくんの行動がこの2人に筒抜けすぎる、、、』

だいぶ前から気付いてはいたけどね？？？

らいむ「愛されてるねぇ」

『いじってるよね？』

らいむ「そんなわけないじゃん」

『じゃあニヤニヤしてこっちを見ない！』

らいむ「ごめんって！笑」

爆笑しながら謝られると、こっちがムキになってるみたいで逆に恥ずかしいじゃん…

ほっぺに手を当てたら、火照ってるのを感じた

絶対今顔赤いじゃん、最悪だぁ

これ以上いじられてもたまらないから、私は会話を強制終了させて自分の席に戻った