天使が重すぎる 2 (ページ14)

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EP.62 ページ14

あみside

『お待たせ！』

ラウ「ううん、待ってないよ。まだ集合時間前だし」

『確かに笑とりあえず入ろっか』

ラウ「うん」

私たちが勉強の場所に選んだのは近くのファミレス

図書館みたいに静かすぎるところよりも、ちょっとザワザワしてるぐらいの方が集中できるから。

ラウールくんの受け売りだけど

10時に集合して勉強した後、お昼ご飯を食べてまた少し勉強する予定

ラウ「あみちゃんが一緒に勉強してくれることになってよかったぁ！」

『大袈裟すぎだよ。私別に頭良くないし、沢山勉強するタイプじゃないよ？』

ラウ「それでもいいの！一年生の僕からしたら三年生は物知りだもん」

『、、、ものはいい様ってことだね』

ラウ「えへへ」

とりあえずドリンクバーを頼んでそれぞれテキストを広げる

『そういえば、なんで私に得意科目聞いたの？』

ラウ「うーん、得意科目が英語だったら良いなーって思って」

『なにそれ』

ラウ「ぼくさ、英語だけ壊滅的にできないんだよね。だから得意な人に教えてもらいたいなー、あみちゃん英語得意だったりしないかなーって思ってた」

『で、希望通り私の得意科目は英語だった、だから最高って送ってきたのね』

ラウ「正解！まぁあみちゃんが英語得意じゃなくったって一緒に勉強しようとは言ってたと思うけどね」

全然わかんなーい、って良いながら見せてくれたのは私たちが一年生の時も使ってた文法の問題書

一年生の時は中学生の時の名残なのか今より真面目だった私は結構必死にこの問題書に取り組んでいた

だから、この問題書に載ってることだったら私にも答えられるかもしれない

『わかんなかったら一応聞いてみて？役に立てるかはわからないけど』

ラウ「いいの！？ありがとう！」

テキストを自分の方に向けて真剣な顔で解き出したラウールくん

彼の得意強化はなんだろう

少しだけ気になったけど、齧り付くように問題を解いてるのに聞ける訳もなく自分の勉強を始めることにした