EP.72 ページ24
あみside
『でもさ、だからと言ってどうしたらいいんだろうね』
自分の気持ちに気づきました、だからラウールくんに告白します。なんてそんなこと私にできるはずないじゃん
『らいむだったらどうする?』
らいむ「私も告白とかはできないと思う。実際そうだったし」
『だよね』
この間、ラウールくんと勉強した時に初めて聞いた私を好きになった理由
正直、そんなにしっかりした理由があるなんて思ってなかった
でも、今思い返してもやっぱりすごい嬉しいしラウールくんに好きでいてもらえるようにこれからもその考え方を貫いていこうって思う
あぁ、考えれば考えるほど自分がラウールくんに惚れてることを実感する
再開した当初は「好き」って面と向かって言われても、恥ずかしいからやめてくれって思うだけだったのに。今は恥ずかしいけど嬉しいが勝つもん
『まんまと落ちてしまった、、、』
らいむ「あみ、声でかい」
『え、』
顔を覆ってた手を外したら不思議そうにこっちを見てるめめこじ
向井「何に落ちたん?」
『な、なんでもないです』
目黒「いや、怪しすぎだろ」
『そ、そんなことないでしょ』
いや、自分でも分かってます
めっちゃ怪しいですよね、はい
心臓バクバクなってるわ
何の話かは伝わってはないと思うけどね!?
目黒「てか、康二とコソコソ話してたかと思えば今度はらいむと内緒話かよ。俺にはなんかないの?」
『めめには何もない、マジで何もない』
目黒「うわ、こいつひでぇ」
『うるさ』
向井「らいむちゃん、これは喧嘩するほど仲がいいってやつやな」
らいむ「せやな」
『なんからいむの関西弁めっちゃ腹たつ!』
らいむ「ごめんやでっ」
向井「見てみ!めめが悶絶してるで!」
目黒「おい、言うなって!」
『あー、あー、そうですよね。彼女の関西弁とかめっちゃ可愛いですよねーだっ』
目黒「すねんなすねんな」
『拗ねてないわばか、てからいむちゃんと顔赤くなってるし』
らいむ「気にしないで、続けて?」
『…何を?』
向井「いつもの感じやな、これ」
私たちの怒涛のやりとりを見て大爆笑の康二
それを見て私たちもまた笑う
いつの間にか、私が何に落ちたのかなんていうどうでもいい話はみんな忘れて時間いっぱいパーティーを楽しんだ
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琉衣(プロフ) - 初めまして読ませて頂きました!ハマってしまって何回も読んでます! (2023年1月28日 19時) (レス) @page39 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作成日時:2022年12月8日 21時