天使が重すぎる (ページ43)

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EP.42 ページ43

あみside

ついに3日目の体育祭

例によって運動神経の悪い私の気は重いんだけどね

体操服に着替えてハチマキを巻いても気分は上がらない

それと、めめは一旦鏡を見た方がいいと思う

らいむ「蓮、髪の毛変」

目黒「嘘、どこ」

らいむ「どこっていうか、」

よし、らいむよく言った

多分何にも気にしないで巻いたであろうハチマキは、前髪も後ろ髪も巻き込んでぐちゃぐちゃにしてる

目黒「悪い、らいむ直してくんね？」

らいむ「い、良いけど」

かがんだめめのハチマキを巻き直して上げるらいむ

もう私にはこの2人が付き合ってる未来が見えるよ。

『そういえば、めめ今年は応援団しなかったんだね』

目黒「うん、去年したしもう良いかなって」

『そっか』

あぁ、この人は知らないんだな

今年もめめが応援団するかもって期待して入団した子がいっぱいいることを

まぁ誰も悪くないんだけども

向井「めめ忙しいもんなぁ。めっちゃ競技出るもんな」

らいむ「確かに」

めめは全学年の男子がやる騎馬戦と、選抜のクラス対抗リレー、部活対抗リレーになぜか駆り出された綱引きまで、4つの競技に出ることになってる

私なんて部活も入ってなくて足が遅いおかげでおまけ程度の借り物競走ひとつだけなのにね

ちなみにらいむは棒引きと選抜リレーって言ってた

そりゃそうか、足速いもん

らいむ「ちなみにラウールくんは同じ団なんだっけ」

目黒「うん。同じ白だって言ってた」

向井「相当嬉しそうやったよな笑」

らいむ「へー、よかったじゃんあみ」

『随分直球だね？別に気にしてなかったし』

らいむ「そう？ま、良いじゃん』

『なんなん、、、』

そりゃ、違うより一緒の方が嬉しいけど…ね？