天使が重すぎる (ページ23)

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EP.22 ページ23

あみside

佐久間「あみも来年の春から美容学生か」

『そうだよ！まぁまだ行く学校も決まってないけど』

佐久間「専門学校だから入るのは簡単だよ。大変なのは入ってからって何回も言ってるじゃん」

『耳にタコができるぐらい聞いたよ。覚悟はできてる』

佐久間「まぁあみちゃんは大丈夫だと思うよ。基本知識はついてるし」

『だと良いんだけどなぁ』

佐久間「卒業したらうちで本格的にアシスタントしてもらわないと」

『良いの！？』

佐久間「当たり前じゃん！」

『よっし、将来安泰』

佐久間「わかんないよー？2年の間にここが潰れてたらどうするよ」

『縁起でもないこと言わないで』

佐久間「にゃははっ！嘘嘘。ここが潰れて1番困るの俺だしまだまだ頑張るわ」

こんなに喋ってるのに手際よく進めてくれて気付けばでき上がり

佐久間「うん、上出来！」

開いてくれた合わせ鏡を覗けば綺麗なグラデーション

色むらもなく染められた髪の毛は綺麗に巻かれててさすがとしか言いようがない

『可愛すぎる！！！』

佐久間「気に入ってくれたみたいでよかった」

『ありがとう！』

佐久間「どういたしまして。じゃあまた連絡するからよろしくね！」

『はーい』

店先までお見送りしてくれたさっくんに手を振って歩き出したけど、こんなに綺麗にしてもらってこのまま家に帰るのは勿体無い気がする

自分で巻いてもこんなに上手にできないし

よし、なんか買い物してから帰ろう

夏祭りに使えるようなヘアアクセサリーとかコスメとか見ていこうかな