EP.28 ページ29
あみside
向井「めめとらいむちゃんが一緒に花火見たってほんま!?」
『本当だってば。これ嘘だったらタチ悪いでしょ』
向井「でかしたあみちゃん!最高や!」
『はいはいどうもありがとう』
本当に家まで送ってくれたラウールくんとお別れしてお風呂に入って、大阪に帰省中の康二にらいむたちのことを伝える連絡を入れたら電話がかかってきてこの興奮の仕方
あんまりに声が大きいからか康二の後ろから“うるさいっ“って声が聞こえてきた
絶対怒られたじゃん
向井「らいむちゃんからなんか報告あった?」
『なーんにも。でもまだ10時ぐらいだし、もしかしたら会場の近くにいるかもね。花火の後ってなかなか進まないし帰るの時間かかるじゃん?』
向井「確かになぁ。去年行ったけど家に帰り着いたの11時ギリギリやったもん」
『だから連絡まち。明日になるかもね』
向井「それはそれでええ。なんか進展があれば満足や」
『私も』
らいむもめめも誰にも何にも話さないから、もし今日の事を私に話してくれたら大きな進歩だもん
向井「でもあみちゃん、らいむちゃんとお祭り行くって言ってたやん。どうしたん」
『花火みる場所に行く途中にめめのこと見つけて、ここは2人にするべきだと思って帰った』
向井「1人で?あの時間に?」
『まぁ、基本的には』
最初は1人で帰るはずだったんだから嘘じゃないもん
向井「危ないでそんなん。変な人いっぱいおったやろ?」
『うん。しつこいナンパに会った』
向井「ほらぁ!言わんこっちゃない!可愛いんやから気をつけんと」
『康二がいうとなんか、、、』
向井「こら!電話越しに失礼やで!俺は客観的事実を述べただけや」
『ごめん笑』
向井「うーん、許す!それよりも心配が勝つわ。大丈夫やったん?」
『うん。助けてくれた』
向井「へぇ、親切な人がいるもんやな」
『ラウール君が』
向井「ふーん、ラウールくんっていう人に助けてもらったんや…ん?ラウールくん、ってあのラウール?」
『そうだよ。康二の知ってるラウールくん』
ラウールって名前の人、めっっっったにいないと思うよ私たちの周りには
向井「なんで!?なんでラウが出てきたん!」
『偶然あったの』
向井「ほんまに!?少女漫画やん運命やん」
『落ち着いて』
向井「ごめんやん」
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作者名:あすみ | 作成日時:2022年10月9日 23時