一目惚れしたのは継子でした。【竈門炭治郎】 (ページ7)

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「うーん…だいぶ大きい傷ですね…珍しいですねAさんが

大きい傷つけてくるなんて」

診察室にて私は蟲柱様に足の傷に包帯を丁寧に巻かれていた

私は苦笑をして頭をかいた

『あはは…まだまだですね、

師範によくAは炎柱になれるなんて言われますけど、

師範には敵いません。』

「そうですか？Aさんは柱の条件を達成していますし、

私ももし煉獄さんが柱を引退したら、次の炎柱はAさんかと思いますよ」

蟲柱様は優しく笑いながら包帯を巻き終え、脚を優しく摩ってくれた。

「これで処置は終わりました。1週間ほど絶対に安静にしてくださいね？」

『あ、はい……』

私は過去に何度か蝶屋敷を脱走し、勝手に稽古などをしていたので、

蟲柱様に笑顔の圧で絶対に安静と言われたのであった

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「Aさん、もー！また無茶しました！？」

『アオイちゃんごめんね……つい……』

私は隠の方に運ばれながらアオイちゃんに私の病室まで

案内してもらっていた

アオイちゃんが申し訳なさそうに眉を困らせ

病室の前に着いた

「本当は静かな場所を優先したいんですが、那谷蜘蛛山の影響で、寝床がほぼ満室で……

うるさい奴がいるんですけど大丈夫ですか？」

『あ、うん。大丈夫だけど…』

そして、扉を開いた

刹那

汚い高音の叫び声が鳴り響いた……

「もう無理！！飲めない！苦すぎるよｵｵｫｫｫｵｵｵｵｫｫｫｵｵ！！！！！！」

『アオイちゃんがさっき言ってた、うるさい奴って……』

「そう、あの人よ。」

寝床の上で私に構わず金髪の少年がバタバタと暴れ泣き叫んでいる。

「いい加減にしてください！他のけが人がいるんですよ！」

アオイちゃんは呆れて金髪の少年の寝床まで行ってテキパキと怒る

金髪の少年はガタブルと震えている

私は隠の方に金髪の少年の向かい側の寝床に優しく置かれた

『ありがとうございます。』

「……Aさんやっぱり部屋変えましょうか？」

アオイちゃんは申し訳なさそうに眉を困らせながら聞く、私は慌てて首を振った

『ううん！大丈夫だよ！寝かせてもらえるだけでもありがたいし…』

「Aさんがいいなら…良いんですけど…

とにかく！善逸さんあんまり騒がしくしないでくださいね！」

すると金髪の少年はさっきと違って急に大人しくなりニマニマ笑いながらはーいと返事をした。