一目惚れしたのは継子でした。【竈門炭治郎】 (ページ21)

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『間接』ページ21

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『＿＿とこんな感じに…』

「＿＿か、かかか…か＿＿！」

私が説明し続けようとしたその時、炭治郎くんは、顔を真っ赤っかにして

すごく困惑していた。

『どうしたの？』

「そ、それ…俺さっき口につけたんですけど…＿＿」

『え？』

このひょうたん…＿＿炭治郎くん…さっき…口をつけて＿＿＿

っていうことは……？？

……

……

間接的に＿＿接吻……を！？！？

私は顔が熱くなっていくのを感じた

『……ご、ごめん！！嫌だった！？』

「い、いえ全然！！む、むしろ＿＿＿」

炭治郎くんは顔を赤らめながらモジモジとしていた。

『む、むしろ……？？』

「い、いえ！なんでもないです！！！」

何を言おうとしたんだろう……

その後、

しばらく気まずい沈黙が続いたが……

「うむ！春だな！」

気づけば縁側には、師範が両手を組んで立っていた

『＿＿！！師範！

ってまだ春じゃないのでは…？？』

「そっちの春ではない！わからないならいい！この話はもうおしまいだな！」

と師範は鼻息を鳴らす。

たまに師範は都合が悪くなうとすぐに話を終わらせてしまうのだ。

『ところで…なんで蝶屋敷に？任務は大丈夫ですか？』

「今日は非番で、Aの様子を見にきたのだが…元気そうでなによりだ！竈門少年もな！」

師範は炭治郎くんににこっと笑う。

炭治郎くんはすぐに頭を下げた

「煉獄さんも元気そうでよかったです！」

『あ、そうだ稽古してるんだった…

＿＿師範、指導に抜けてるところがあったら指摘して欲しいです！

指導するのは…初めてなので。』

「よもや…Aがついに教える側になるとはな。

いい心がけだ！」

師範が自慢げににこっと笑い縁側に腰をかけた

『じゃあ、さっそく…炭治郎くん、始めようか！』

「お、お願いします！」

さっきのことなどなかったかのように、全集中の常中を身につけるための

特訓がようやく始まったのだった＿＿＿