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『愛い』 ページ16

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俺は瞳に見とれてしまっていてハッと気を戻した。

なんだかAさんは俺の様子をじろじろと見ていた。


「ど、どどど、どうしたんですか…?」

『炭治郎くん、カナヲちゃんに負けっぱなしだったんでしょ?』


核心をついてきて俺はえっと変な声をだしてしまう


「なんでわかったんですか!?」

『反応から見て、なんとなく?かなっ』


そういって、あなたは月のように笑う。

__あぁ、綺麗だ。

Aさんは縁側によいしょと言いながら腰にかけ、隣をトントンと手をついた

もしかして座れ__ってこと!?


『立つのも何だし…よかったらすわ…___』

「はい!失礼しますッ!!」


言い切り前に、我慢できず俺はすぐに隣に座らせてもらった。

Aさんはぽかんと目を丸くし、また可愛らしく笑った。


そして心臓の音がだんだん高鳴っていくのを感じていく


『炭治郎くん、全集中の常中ってやってる?』

「え?__全集中の__え?」

『全集中の呼吸を四六時中することなんだけど…』


え!?なにそれ!?全集中の呼吸は一瞬でも精一杯なのに……


『柱になるためには初歩の初歩で取らないといけなくて…

継子は特にできないと認められないんだよね

常中ができるのとできないのでは体力とか全然違うんだから!』

「っていうことは…カナヲも!?」


そういうとAさんはこくりと頷いた。

なるほど…だから俺はどれだけ頑張ってもカナヲの髪一本さわれなかったんだ…


『すでにできている剣士もたくさんいるから、きっと炭治郎くんにもできるよ!』

「で、できますかね…俺にも__」


自信をなくしながら俺はぼろぼろの手を見下ろしながら呟くと

Aさんは立って丸くて大きい月を見上げた


『うん!ただひたすら鍛えて鍛えて鍛えまくったらきっとできるようになるよ!



___それに、炭治郎くん頼もしい雰囲気がするし


きっとこの先も強くなれると私は思うな。』


「__!!」


そう言って貴方は優しく笑いながら俺の方をまっすぐと見つめた。

涼しい夜風が長い銀髪に揺れる。


心音が激しくなっていき、体温が上昇していくのを感じる…

冷たい風が吹いているはずなのにさらに顔が熱くなってる……


嗚呼、本当に貴方は、


「愛いなぁ___…」



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にこ - 作者天才すぎる (2022年11月9日 18時) (レス) @page15 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
私だ。(プロフ) - やよい@サブ垢さん» ありがとうございます! (2021年12月7日 16時) (レス) @page1 id: 8fc2f84feb (このIDを非表示/違反報告)
やよい@サブ垢(プロフ) - 私だ。さん» 那田蜘蛛山編辺りです!ページ数忘れましたけど() (2021年12月7日 15時) (レス) id: bc461f0e02 (このIDを非表示/違反報告)
私だ。(プロフ) - やよい@サブ垢さん» ご指摘ありがとうございます…話のどこら辺ですかね……( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )💦 (2021年12月7日 15時) (レス) id: 8fc2f84feb (このIDを非表示/違反報告)
やよい@サブ垢(プロフ) - 御館様が親方様になっていますよ……((ボソッ… (2021年12月7日 15時) (レス) @page4 id: bc461f0e02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年11月25日 16時

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