一目惚れしたのは継子でした。【竈門炭治郎】 (ページ12)

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「A！！怪我は大丈夫か！」

『＿！師範！

えっと…すみません…こんなことで怪我を負ってしまって…

やっぱり…私はまだまだですね』

「いや！下弦と多数の鬼と戦ったんだから致し方ないだろう！

それに、私の任務を代わりに受けたのに怪我を負わせてしまってすまない。」

え！？下弦！？

下弦と戦って足の怪我だけで済むのか……俺なんて全身ボロボロになったのに。

さすが甲……って＿＿師範って呼んだよな？

するとその柱の人は俺に気づいたみたいだった。

「む？裁判の時の少年か！」

「あ、はい！竈門炭治郎です！

あの…失礼ですがAさんとどういう関係で…？」

「うむ！俺は炎柱の煉獄杏寿郎だ。

聞いてなかったのか？Aは俺の継子だ！」

…

……！？

え！？そんなの聞いてないぞ！！

俺はAさんの方にすぐに目を移すと、Aさんはすっごく気まずそうな顔をした。

確かに下弦とさらに多数の鬼と戦って傷1つで済むんだから納得する…

『すみません…師範…

師範の継子だと言うと大きい傷を負ってしまった自分に

余計恥ずかしくなってしまうので…』

Aさんは申し訳なさそうに眉を困らせ暗い顔をするが

煉獄さんはかき消すように大きく笑った

「柱だって怪我はする！

人間なのだから当然だろう！」

『そ、そうですけど…師範の顔に泥を塗るかと思って…』

「いや！気にするな！俺の継子でいるの嫌なのか！？」

Aさんはビクってなって首をぶんぶんと横に振った

……かわいい

『い、いえ！！そんな！師範の継子じゃないと嫌です！

師範の稽古じゃないとだめです！』

「Aならそう言うと思っていた！」

煉獄さんが高笑いするとAさんもくすくすと笑い釣られていた…

俺はそんな和ましい雰囲気を俺は良くとして見なかった

＿なんでだろう。この胸騒ぎは……心臓が締め付けられて痛い…

柱なのに…継子なのになんでこんな気持ちを……

「では、そろそろ単独任務に行ってくる。

竈門少年！互いに生きてたらまた会おう！」

「はっはい！」

そういうと煉獄さんは去っていった……

俺はふとAさんに目を移すとAさんから

煉獄さんに対する『憧れ』や『尊敬』の匂いがした。

相変わらずお綺麗な顔で……ずっと見ていられる。

あぁ……俺はどうやら、

継子に一目惚れしたようだ。